三柱神社 秋季大祭【御賑会】(おにぎえ)の見どころを紹介!
御賑会(おにぎえ)とは
初代柳川藩主の立花宗茂公と、宗茂の妻 誾千代姫、そして岳父 戸次道雪公の三神を御祭神とする秋季大祭です。
江戸時代、五穀豊穣に対する感謝祭として、神様を喜ばせるために賑やかにしましょうと始まったこのお祭りは、御賑会(おにぎえ)と呼ばれ、現在も脈々と受け継がれています。
御賑会本祭・出御祭
福岡県の無形民俗文化財に指定されている囃子山車「どろつくどん」や、踊り山車もお供して御神幸行列が参道や町内を練り歩き、柳川の街が盛り上がります。この3日間三柱神社の境内には露店商も立ち並びます。
御神幸行列(2023年8日は雨天により中止)
1番の見どころは、8日午後からの「御神幸行列」です。
山車から大きく身を乗り出した踊り手が、お囃子とともに独特の踊りを繰りひろげる「どろつくどん」が披露され、大きな太鼓とドラの激しいリズムが踊り手たちを鼓舞し、祭りを盛り上げます。
2023年8日は雨天により中止
正午 御賑会本祭・出御祭(三柱神社 御本殿・拝殿)
午後1時 御神幸行列出発(三柱神社→午後2時40分日吉神社→午後4時八剣神社→三柱神社)
午後5時 三柱神社御着「本殿還御祭」
午後7時 大競演会(京町第二駐車場)主催:柳川商店街振興組合
8日御神幸行列の巡行コースはGoogleマップにまとめております。
ぜひこちらをご覧ください。
どろつくどんの特徴
お囃子の音色に合わせて般若や天狗などの面を付けた踊り手が、山車から大きく身を乗り出すように踊りながら山車が進行していきます。踊りは能から取り入れたものを庶民的にアレンジしたものです。
天照大神が岩ごもりからあける神話をモチーフとし、
天狗面=サルダヒコの踊り。
天の岩戸へ道案内されたサルダヒコ。非常に利口でそつのない踊りを求められる。
お多福面=ウズメノミコトの踊り。
天の岩戸の前で舞われたウズメノミコト。乙女の祈りが込められている。
チャリ面=アメノタジカラオノミコトの踊り。
天の岩戸を押し開かれたアメノタジカラオノミコトの力強さを著している。人間の滑稽味に喜びを加えて表現している。
般若面=スサノオノミコトの踊り。
天照大神の弟であるスサノオノミコト。勇壮美を表現している。
この他に十数個の面があり、それらの力を借りて人間の感情、喜怒哀楽を表現する庶民的な芸能です。
御賑会(おにぎえ)3日間限定の御朱印帳・御朱印
御朱印帳
今年は明るい色合い。桃色と萌葱色が特徴です。気持ちも華やぎます。
福岡県の無形民俗文化財に指定されている囃子山車「どろつくどん」や、踊り山車もお供して御神幸行列が参道や町内を練り歩く様子をイメージしたデザインになっています。
御朱印
今年の御朱印は3種類をご用意しております。ぜひお気に入りを見つけていただけたら嬉しいです。
飛龍どろつくどんの会
その昔は、今よりもさらに多くの山車、24の町から綺麗に飾り付けられた山車 傘鉾(前鉾)が繰り出し、筑後地方最大の祭りといわれた「三柱神社 秋季大祭 御賑会(おにぎえ)」。
時代とともに、少しずつなくなっていく町内が出てきたことを受け、かつての賑わいを体感していた地元の熱い想いのある若手たち数名が動き出し、平成9年(1997) 町内の枠を超えて参加できる「飛龍どろつくどんの会」が動き出しました。
飛龍会では、先人達の御苦労に想いを馳せ、これからも仲間達とともに郷土愛、伝統文化を継承し、柳川の発展、活性化、青少年育成等のひとづくり、まちづくりに寄与されています。
公式HPが新しく誕生いたしましたので、ぜひご覧ください。飛龍の巡行コースも詳しく掲載されています。
唯一火災を免れた本殿を次の100年へ!クラウドファンディングに挑戦中です!
2年後の令和7年(2025年)は御鎮座200年という大切な記念の年にあたります。
立花宗茂公、岳父 戸次道雪公、宗茂室 誾千代姫の3神の住まいである本殿の修復工事を行いたく、皆様のお力を借りながら100年後にこの本殿を受け継いでいくため、クラウドファンディングに挑戦中です。
御祭神「立花宗茂公」の不屈の精神や復活の御神徳をより多くの皆様にお届けし、全国・世界各国から、ここ柳川・三柱神社を訪れて下さるよう願っております。