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【読書日記】📙「桜風堂物語」 著:村山 早紀

【あらすじ】
銀河堂書店に勤めている
書店員の仕事をこよなく愛し、
日々を誠実に生きている「一整(いっせい)」。
だか、とある万引き事件がきっかけで
愛着のある書店を去ることとなる。
絶望を抱えていた一整だが、
ネットでのやり取りで尊敬していた
とある桜が綺麗に咲く町の
本屋の書店員に会いに行くことにした。
そのことがきっかけとなり、
思いがけない展開が一整に訪れ…

【かんそう】
とても読みやすく、面白かった。
次々にページを捲り、あっという間に
読み終えてしまった。
舞台が人里離れたとある桜の綺麗な街
なのだが、本当に存在しているような
いないような、情景描写のことばがきが
とても水々しく綺麗で、いきいきと輝いていて
すてきだった。
主人公の一整がもつ、人柄。つくづく
愛される持って生まれた品性、知的さ、
爽やかで良心的な心を持った青年感。
心に宿っている影すらも、魅力的で
魅了される。
こんな人に生まれたかったなぁと思う。
自分が素敵な人でいると、叶えたい思いは
どこかで巡り巡って叶うのかもしれない。
自分が自分を誇れる自分でありたいと思った。
それぞれの優しい思いやりが
いろんな場面で交差し、一つの想いに
辿り着く。
誠実にがんばり、良心を持って
生きている人のことを人は助けたくなる
ものなのかもしれないと、
すぐに怠けたくなるわたしは反省。(笑)
やはり、誠実に生きることの大切さを
教えてもらった。


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