息子の学びから、母も学ぶ
【AYA世代息子のALL闘病日記.94】
前回の投稿から、プライベートが激動の約4か月でした。
7月終わりに義父の初盆の法要が終わるや否や、義母(息子のおばあちゃん)の体調が悪くなり、
在宅看護をしておりましたが、9月半ばに看取りました。
エグイ診療費
息子の方は…というと、
おかげさまで、毎月の診察、直近の骨髄検査と九州大学が中心になっている白血病の研究での検体提供(微少残存病変を検出してくれる)の結果も問題なかったようです。
が、まだ抗がん剤の内服は続いているため、毎月の診療費が、なかなかエグいことになっています。
就職してからすぐ生命保険には入っていましたが入院時の適応のみで、
通院給付金が出るようにはしていなかったため
毎月の外来にかかる費用は全て自分の手出しになります。
毎月1〜2万近くの診療費は、24時間当務に戻れていない息子にとってはかなりイタイようです。
医療技術の進歩と、医療費削減のためにがんといえども入院日数は短期化されてきています。
そして、今、息子が受けているように、
通院(外来)だけで治療するケースも増えてきてるそうなので、
生命保険に入る時は、がん保険を付けるかどうかや、
全てがん保険で賄うことは出来ないとしても、
長期に及ぶ治療でもお金の心配をすることなく対応できるように、
そのあたりのことも考えて保険の見直しとか、しておかないとね…といい勉強になりました。
命を守る方法
最近の息子は、仕事以外の時間を自分の志のために使いたいと、仕事以外でも防災についての学びを深めています。
自分の時間を使って以前書いたチーム韋駄天さんの「ドア開放」の技術を習得する活動の他、
現役消防士が子ども達を守る一般社団法人「ONE LOVE」の一員としても活動させてもらっています。
「ONE LOVE」の想い
「ONE LOVE」に参加している全国有志の消防士たちは
実際に火事が起きてしまってから消防士が駆けつけても、残念ながら助けられなかった命があると。
消防士としてのやりがいを見失いそうになっていた時に気付いたこと。
それは、「火災が起きてからでは遅い」ということ。
消防士が間に合わないなら、市民に子ども達に「自らの命を守る方法」を伝えることで火災を「予め防ぐ」ことができると。
火災予防をしてくれる人たちが日本中に増えて、
もし、火災が起きてしまっても、本気で助けに行く消防士が日本中にいれば
火災でなくなる人は絶対に減る!
なので、
みんなは「自らの命を守る方法」を大切な人に伝えていって欲しいと。
そんな想いで市民レベルで育児世代のパパ、ママや子ども達にもわかりやすい防災についての知識を学ぶ機会をつくってくれています。
その想いに共感した息子も活動に参加させていただいているのですが、
実はたまたま、わたしがパート先(産婦人科クリニック)で「防災委員」という係になっておりまして……
クリニックレベルでも防災訓練をやらないといけないという規則がありまして
職場に交渉したところ、
「せっかくなら現役消防士に、うちの病院に特化した防災の話をしてもらおう」という事で
あらかじめ息子にクリニックの構造や備え付けられている防災設備などを見てもらった上で
クリニックスタッフが火災現場で自分たちの命と患者様の命を守るためにはどのように動いたらいいのか?
について講話をしてもらいました。
なかなか、現役消防士に自分の職場での防災について詳しく話を聞くなんて経験がなかったので
息子の消防士としての目線とリアルな現場で救助をしている視点での対策の話はとても深くて、めっちゃ勉強になりました。
「消火器の中身は何ですか?」という医療スタッフの素朴なギモンについても、
工業高校化学工学科出身の息子は、消火器の中のマニアックな粉の成分の特徴を交えながらも、納得のいく回答をしてくれたので、「さすがプロ!」という印象♡
参加者からは「なるほどね~」「わかり易かった!」という声があがりました。
高校時代は地べたを這うような成績だった息子が、いつの間にかいろんな勉強をしていたことを改めて知りました。
ということで、
お仕事もプライベートも充実しているようです。
もし、この記事をお読みの方で防災について消防士の講和やイベントに参加してみたいという方はこちら↓から
現役消防士が子ども達を守る
一般社団法人 火災予防の「ONE LOVE」
https://instagram.com/onelove_fireprevention?igshid=NzZlODBkYWE4Ng==
人は興味がある事ならいくらでも学べるんですね。
私も息子を見習ってがんばろーー。
また書きます。
☆助産師&スピリチュアルライフコーチうっしーはこんなお仕事してます。「あなたの願いを叶えるイベント&個人セッション」いのちのみなもとアカデミー