日記 0821-0827
2024.8.21 水
ここ最近でトップクラスの悪夢。家族に対して、泣きながら怒鳴り散らかしていた。罪悪感もハッキリと覚えている。連休やし久しぶりにゆっくり眠るぞ〜♪と思っていたのに、全く疲れが取れなかった…。
朝兼昼食の支度。冷凍のパンを蒸籠に放り込み、目玉焼きとウインナーを焼く。はちみつヨーグルト、アイスジャスミン茶。久しぶりにレコードをかける。来月のシフトを入れる。ZINEのデータ作成に少し手をつけて、浅い昼寝。目を瞑っていただけかもしれない。
身支度をして出かける。珈琲ヤマグチへ。アイスコーヒーとチーズケーキをいただきながら読書。堀静香『みじかい曲』読了。久しぶりに歌集に触れた。かなり好きだった。その後、夕飯を食べにキュロットへ。オムライス、やはり最高。ただ上顎が火傷でただれていて、食べたり飲んだりする度にヒリヒリ痛む。悔しい。食後にあたたかい紅茶をいただきながら松田青子『自分で名付ける』を読み進める。
時間になったので、自転車を漕いでアップリンク京都へ。『あんのこと』鑑賞。物凄く苦しかった。考えれば考えるほど、どうしたら良かったのか分からない。ただ、あんのこと、この怒りを、覚えておかなければと思った。あんに子供の世話を押し付けた母親が最後に言った「お墓参りに行きたい」という言葉には、耳を疑った。恩人なんです？どの口が言ってるねん。そして吾郎ちゃん…。記事を書いたことが間違いとは思わないけど、彼女が心の拠り所を失うことでどうなるか、想像できたはずなのに、関わろうとしなかった。僕が記事を書かなければ‥って泣いてたけど、いや、そこちゃうから…。
2024.8.22 木
浅い眠り。寝れたのか？分からない。身支度を済ませ、美容院へ。前髪を切ってもらう。汗だくで申し訳ない気持ちになる。15分ほどで終わったので、jeteでアイスカフェラテをいただいて、11時過ぎに気配へ。コングクス、初めて食べた。濃ゆいお豆のスープが麺にしっかり絡んで美味しい！毎日食べたい、、、。食後はみ空へ。あたたかいカフェオレをいただいた。やっぱり美味しいなぁとしみじみ思う。
松田青子『自分で名付ける』読了。いやはや、めちゃくちゃ面白かった。母とは 妊婦とは 女性とは 、社会的に「こうあるべき」とされる一つ一つに立ち止まって抵抗する松田さんの姿に、救われる人がたくさんいると思う。いろんな人に読んでほしい。
世間では、母親になった女性、子育て中の女性に対して、こうに違いない、こうであってほしい、という強固なファンタジーがあり、何かと現実と乖離しがちだ。そして、育児中の女性たちの経験や気持ちは、育児本や育児エッセイ含めて、当事者たちの間で止まりがちで、関係のない人は一切知らなくてもいいことに分類されているように感じる。
そのため、ますます、超人的な女性としての母親や妊婦のイメージが、なんかそういう感じでしょ、よく知らんけどと、実態は曖昧なまま維持され続けたり、過度に大変に思ったり、過度に軽く考えたりと、女性それぞれの事情や性格や生活が置いてきぼりになっている気がする。
無関心でいることも、神格化することもしたくない。たとえ分からなくても、知りたい。痛みや苦しみを、想像すること。
帰宅。風呂に入り、日記をつける。その間に彼が家に到着。連勤お疲れ様、とティラミスを買ってきてくれた。いつも優しさをありがとう。
2024.8.23 金
彼と尾道へ行く夢を見た。なぜか、着いて早々スーパーへ向かっていた。久しぶりに良い夢を見た気がする。パン屋のバイト。今日はなんだか、身体も心もちゃんと一つだった。あ、これが普通だ、と思った。先週の状態は、やっぱりいつもと違っていた。退勤、帰宅、風呂、夕飯。母からの野菜ジュースと、5月頃に注文した防災リュックが届く。救急セットやラジオなどを詰めながら、足りないものをピックアップする。リュック一つじゃ難しそう。ティラミスを食べて寝た。
2024.8.24 土
書店勤務。棚卸しに向けて、開店前に掃除。発注を教えてもらう。15時退勤。最寄りのイオンで無印と百均に寄る。水のいらないシャンプー、大判ボディシートなど、買おうと思っていたものがいろいろ欠品していた。そうだよね。薬局へ寄って帰宅。風呂に入って、夕飯を済まし、買ってきたものをリュックに詰める。ノートに家族の連絡先と彼の連絡先を書いておいた。22時に眠る。
2024.8.25 日
10時間寝た。いくつか夢を見た。夢の中で、やっと謝れた。あの頃、私はあまりに幼かった。もう会えないことも、会うべきでないことも分かっているから、夢の中であなたに謝れたこと、ありがとうと言えたこと、本当によかった。
書店勤務。雑務、レジ、返品。ポイントアップデー最終日だったけれど落ち着いていた。キリの良いところで終えて退勤。帰宅。お風呂に入って、納豆ごはんと板わさを食べる。ドォンと低い音が聞こえたので窓を覗くと、打ち上げ花火があがっていた。なんのイベントだろう？わりとしっかりした規模だった。綺麗だ。やっぱり打ち上げ花火は良いなぁ。この夏は見れないと思っていたのでラッキー。23時に眠る。
2024.8.26 月
久しぶりに、眠り足りない、という状態で目覚める。いや、7時間しっかり寝たのだけど。書店勤務。ずっといや〜な感じに、いろんなことの歯車がずれていた。それらは一つずつちゃんと蓄積して、いろいろ中途半端な状態で退勤。まぁしょうがない。
一度帰宅し、自転車を漕いで一乗寺の方へ。買い出しを済ませ、ガトーモンブランでケーキを買う。帰って水まわり掃除、掃除機、食器洗い、洗濯、風呂。…ふぅ。身支度をして、タルジスへ。彼の誕生日のお祝い。いつものデリ盛り合わせ、春巻き、ピンクの冷製パスタ。どれも美味しくて幸せ。食後にあたたかい紅茶をいただいて、雨が止むまでのんびり過ごさせてもらった。優しくて大好きなお店。特別な日はタルジスと決めている。帰宅してシャワーを浴びた。日付が変わったので、彼におめでとうと伝える。2人とも満腹&眠気がピークで、ケーキは明日の朝に食べようと約束し眠った。
2024.8.27 火
ゆっくり起きて、彼にアイスカフェオレを淹れてもらい、朝ごはんにケーキを食べる。ろうそくをさして、大福と一緒にハッピーバースデーを歌った。今年もこうやって、隣でお祝いができて嬉しい。彼のことも、彼と過ごす時間も、愛おしくて大切だ。おめでとう。美容室へ行く彼を見送り、身支度をして日記をつける。台風はまだ来ないようなので出かけることに。
cookknollへ。ミートスパゲッティとアイスジャスミン茶をいただく。ペロリと平らげてしまい、デザートは食べるつもりじゃなかったのだけれど、我慢できずフレンチクルーラーもいただいた。これが本当に美味しい。ほんとは10個ぐらい食べたい。浅煎りの珈琲も、酸味が少なく飲みやすくて美味しかった。大満足。その後は花辺へ。ここでも、食べるつもりはなかったのだけれど、隣の人のテーブルに運ばれてきたそれを見て我慢できなくなり、パフェセットを注文。いちじくがたっぷり。美しい、美味しい〜。ハーブティーをお供に、本を読んで過ごす。
岸政彦『断片的なものの社会学』読了。優しさってなんだろうってずっと考えてた。この本かもしれないと思った。岸さんは「ほんとうにどうしていいか分からない」と言う。暗い海の中を潜りながら、揺れ惑う。正しさとか普通とか幸せとか、そういった規範から排除されてしまう人々のことも、その規範の中で生きている人々のことも、誰のことも置いていかない。
なにも解釈せずに、ただそのものを知りたい、と思う。
帰宅。途端に雷雨。窓の外が一瞬で真っ白になった。気づいたら雨は止んでいて、外に虹が出ていた。写真を撮って、彼に送る。
夕飯にカップ麺を啜りながら、久しぶりにプロジェクターを起動して、『愛にイナズマ』を観た。家族全員で殴り込みにいくシーン、大好きだ。ハグのシーンも。存在の確認。ツッコミどころもありつつ、結局、この家族のことをどうしようもなく愛しいと感じてしまう。若葉くんと池松くんの演技、ずっと観ていたい。『ぼくのお日さま』も楽しみ。