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小満とローズオットー

新緑から一層緑も深まり心地よい晴れの日が多い頃、いかがお過ごしでしょうか。
太陽の眩しさを感じ始める季節ですね。
節気で言うと小さく満ちると書いて「小満」(しょうまん)
命が満ち満ちて草木が天地に茂ってくるころ、という時期です。

小満 5/21〜6/5
※日付は毎年少しずつ変動します

やや蒸し暑いような日も増えてきて、気温と湿度が上がってくる一方で、まだ身体が暑さに慣れていないため息切れや疲れ、身体への負担が出てきやすい時でもあります。(5月病なんていうのも、季節の変化による影響が関係している部分もあるのかも)
夏に向けて徐々に身体を慣らしていく、という意識が大切に思います◎

この時期におすすめの精油

ローズオットー|Rosa damascena

まさに今の時期街角に咲いていたり、ローズガーデンが賑やかになったりと旬のローズ。精油で使用するローズオットーも収穫最盛期を迎えます。
繊細なローズの花は機械などで摘み取ることができず、全て手作業で一つずつ丁寧に摘み取ります。そのため収穫量に限りがあり、かつ花弁から取れる精油量がとても少ないため、希少で高価な香料として流通します。

どれぐらいかと言うと1リットルの精油を抽出するためにざっくり3〜5トンのローズが必要とされます。精油たった一滴に50〜150のバラが使われているのです…!(水蒸気蒸留法の場合)
その分1滴がとにかくパワフルに香り、働く精油であるのも納得。他精油に比べても1滴の香りだちの強さをとても感じられる精油です。

成分の視点から見てもそれはそのはずで、今の科学でも再現できない600種以上もの成分が重なり合ってあの香りが出来上がっているのです。
(ローズの香り、と言う商品はよくありますが、合成ローズ香料と精油のローズの香りは全く異なります)
そのためフローラルの香りの代名詞ともなるローズ精油ですが、シンプルに「フローラル」だけではなく、スイートでフルーティーでスパイシーさもありウッディさも感じるしグリーンな感じもある、、、、と一言では言い表せられない奥深い香りを作り出しています。
芳香成分=精油のはたらきですので、作用も言い切れないほど様々。
使う人にとって必要なとき必要なように多角的に働いてくれる精油なのです。

精神面、肉体面、両方へのアプローチが得意ですが、特に今のような神経の揺らぎやすい季節の変わり目に、心を優しく包み込み、強さを与えてくれます。幸福感をもたらし、肯定的な気持ちに。

なお、ローズ精油の抽出方法として水蒸気蒸留法と溶剤抽出法(ローズアブソリュート)がありますが、スキンケアや入浴などなど肌に使う際は溶剤を使用していない水蒸気蒸留法をおすすめします◎

語りきれないローズの魅力ですが、、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか。身も心も肌にもスペシャルなサポートアイテムになります◎


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