霜降とパチュリ
時空移動してるのかと思うほどあっという間に1ヶ月が経ち、気づけば師走です。
相変わらずマイペースに順を追って節気のご紹介をしていきます。
10月23日から霜降という節気に入ります。11月の初めまでの節気で、地域によっては霜が降り始めるよ〜という頃。
秋の節気、最後の時です。
秋から冬はグラデーションのように変化していくことが多いため、季節の変わり目、という感覚は少ないながらも秋から冬へと季節が変わっていくタイミングであります。
そのため体調を崩しやすかったり、不安定になりやすい時でもあるのかなと。そういえば私もこのタイミング(11月初め)にひっさびさの熱がでました。浄化だな〜と1日2日は無理せずのんびり過ごしてすっかり回復しましたが、改めてセルフケア強化を始めました。
世の中の状況的にマスクを常にしている、という方は多いかと思いますが、あまりに常用しすぎると、今度は喉の粘膜を過保護にしすぎて抵抗力を弱める原因となります。
周りに誰もいない時は外す、などで喉を外気に触れさせてあげることも大切です。ベランダとか。テントの中とか。外だけどパーソナルなスペースもありますしね。
マスクに限りませんが、自己免疫を高める行動がこの時期特に重要になると思います◎
この時期オススメの精油
そんなこの時期におすすめの精油が
パチュリ|学名 Pogostemon cablin
土を思わせるエキゾチックな香りの精油です。しっとりとしていてなにやら闇を抱えてそうな香りですが、実はファンも多い精油かと思います。
香りからは根っこ感を感じますが、ミントなどと同じシソ科の葉から取れている精油です。
グラウディングのサポートが得意で、理解力を高めて問題を明確にすることで、物事に対して客観的な視点を得ることを助けます。
目の前にある問題にのめり込みすぎてしまう…!そんな方はパチュリがとても役立ちそうです。一歩引いて、俯瞰して物事を、そして自分自身を見る、興奮していた気持ちを冷静にさせてくれるような精油です。
チャクラで言うと第一チャクラと相性の良いハーブで、「移動・引っ越しが多くて落ち着かない、家族や地元と疎遠で寂しい、社会性や常識が乏しい、物事の継続ができない」などなど地に根付くようなことが苦手だな〜と感じる場合は第一チャクラが閉じ気味のようですが、そんな閉じ気味をいい感じに開くお手伝いをするのがパチュリです。
作用としては、細胞の成長を助ける組織再生剤と言われていて、皮膚のケアにも適しています。これからの時期の手指のあかぎれやかかとのひび割れなどのケアにおすすめです。
植物オイルに希釈して塗り込んであげると良いと思います。
アジア圏で特に生活に根付いているハーブで、線香やカーペットの香り付け(ダニ除け的な意味合いもあるのかも)、衣類の防虫、庭の虫除けなどなど暮らしの中でも身近に使われます。
ドライハーブに染み込ませてタンスの防虫に使ったり、拭き掃除のタオルに2,3滴垂らして拭いたりするとカビや雑菌防止になります。
爽やかな香りのイメージが多い精油の中ではなかなか珍しい「墨汁」と表現されることもある独特な香りが、唯一無二な存在感を放つパチュリ。
他にないからこそ、色気や深み、雰囲気を表現するのにもってこいでフレグランスなどにもよく活用されます。
いつものブレンドに少しパチュリを忍ばせるだけで、雰囲気がガラッと変わります。
お手持ちの精油と合わせてぜひ使ってみては◎
今年最後のワークショップは12/16(木)11:00〜14:00頃
nanadecor kitchen 暮らしの香り部です。
節気に合わせた15種の香りをテイスティングした後ご自身の選んだ香りをブレンドしてロールオンアロマを作ります。
ドライハーブやストーンも組み合わせてオリジナルのアイテムに。
慌しかったり食べ過ぎたり夜更かししたり?な年末年始を健やかに過ごすお守りにぜひ◎