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男性更年期の倦怠感に漢方薬は効く?桂枝加竜骨牡蛎湯1年半の検証

男性更年期障害の治療として、ホルモン補充療法と並行して漢方薬を服用するようになってから、1年半以上が経ちました。ホルモン補充の注射ほどの劇的な効果は感じていないものの、漢方薬がどのように作用し、体質改善に繋がっていくのか、改めて考えてみることにしました。特に、私と同じように漢方薬を服用している方、これから服用を検討している方にとって、漢方薬の効果や体質改善について知ることは、治療を継続するモチベーションに繋がるのではないかと思います。そこで今回は、私が服用している桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を中心に、漢方薬の効果や体質改善について掘り下げてみたいと思います。


桂枝加竜骨牡蛎湯とは?どんな症状に効果があるの?

私が服用している桂枝加竜骨牡蛎湯は、比較的体力のない方で、神経過敏で興奮しやすく、動悸、不眠、精神不安などを伴う場合に用いられる漢方薬です。男性更年期障害の症状は多岐に渡りますが、桂枝加竜骨牡蛎湯は特に精神神経症状に効果を発揮するとされています。私が最初の診断で医師に「以前に比べてやる気がでない」といった症状を伝えたところ、この漢方薬が処方されました。具体的には、以下のような症状に効果があるとされています。

  • 神経の高ぶり、イライラ

  • 不眠、寝つきが悪い、眠りが浅い

  • 動悸、胸のドキドキ

  • 精神的な不安、落ち着かない

  • 夜尿症、小児の夜泣き

  • 倦怠感、無気力

これらの症状は、男性更年期障害に伴う精神神経症状と共通する部分が多く、私の場合は特に倦怠感や無気力といった症状の緩和を期待して処方されています。

漢方薬はどれくらいで効果が出る?体質改善への道

漢方薬の効果が現れるまでの期間は、その人の体質や症状、服用する漢方薬の種類によって異なります。一般的には、以下のように言われています。

  • 急性疾患の場合:数日から数週間で効果が現れることが多い

  • 慢性疾患の場合:数週間から数ヶ月かけて徐々に効果が現れることが多い

桂枝加竜骨牡蛎湯は、比較的速効性のある漢方薬と言われていますが、それでも体質改善を目指す場合は、ある程度の期間、継続して服用することが大切です。漢方薬は、西洋薬のように特定の症状をピンポイントで抑えるのではなく、体のバランスを整えることで根本的な改善を目指すため、時間がかかるのです。

漢方薬と体質改善:私の実感

私が桂枝加竜骨牡蛎湯を飲み始めてから、1年半以上が経ちました。ホルモン補充の注射ほどの劇的な変化があったわけではありませんが、以前に比べると、些細なことで不安になったり、落ち着かなくなったりすることが少なくなったように感じます。しかし、イライラすることはあります。特に家族に対しては…。もともと気が短いところもあるので、これが更年期障害の影響なのか、元々の性格なのか、判断が難しい部分もあります。ただ、漢方薬を飲み続けることで、心のバランスをある程度保てているのではないかと感じています。

日々の服用を改めて意識するきっかけに

今回の記事を書くにあたって、改めて桂枝加竜骨牡蛎湯について調べ、その効果や体質改善について理解を深めることができました。毎日何気なく飲んでいた漢方薬ですが、その効果や意味を知ることで、改めて日々の服用を大切にしようという気持ちが強くなりました。

まとめ

男性更年期障害の治療において、漢方薬はホルモン補充療法と並ぶ重要な選択肢の一つです。特に、精神神経症状の緩和には効果が期待できます。効果が現れるまでには時間がかかる場合もありますが、継続して服用することで、体質改善へと繋がります。この記事が、私と同じように男性更年期障害の治療を受けている方、これから治療を始める方にとって、少しでも参考になれば幸いです。一緒に前向きに進んでいきましょう!

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