1on1で見えた成長の兆し:コーチングがもたらす変化と、その先に見据える未来
今日、メンバーとの1on1ミーティングをしました。そこでの出来事を通して、コーチングの奥深さと、メンバーの成長、そして自身の変化について深く考える機会を得たので、皆さんに共有します。
1on1の変化:メンバーの主体的な姿勢
これまで、1on1では私が冒頭に「今日のテーマについて、どういう関わり方を期待しますか?」と問いかけるのが常でした。これは、メンバーが主体的にテーマに取り組み、自分に必要なサポートを明確にすることで、より有意義な時間にするためです。しかし、今日の1on1では、メンバーの方から「今日はこういう風に関わってほしい」と具体的な要望があったのです。これは私にとって、大きな驚きであり、同時に大きな喜びでもありました。
コーチングの本質:自立した思考の育成
メンバーの主体的な行動を受け、私は「一つ共有しても良いですか?」と断りを入れた上で、コーチングの目的の一つについて話をしました。それは、「コーチがいなくても、メンバー自身が自立して考えられるようになること」です。
1on1の中での問いや関わりにより、様々な視点を得る
役職が上がり、立場が上になるにつれて、自分で考え、判断する場面が増えてくる
コーチングは、「自ら考え、行動する力」を養うための手段の一つ
この話をしながら、私の視点を積極的に取り入れ、着実に成長しているメンバーの姿を心強く感じました。
私自身の変化:引き出す質問、未来を見据える質問
メンバーの成長は、私の関わり方にも変化をもたらしました。これまで丁寧に確認していた部分を省略できるようになったことで、よりメンバーを引き出す問いに集中できるようになったのです。今後はよりメンバーの潜在能力を引き出すような、視点を広げる質問、そして未来を見据えた質問を意識していく必要があると感じました。
例えば、今日の1on1では、メンバーが自分で設定していた目標に対し、「もし今の目標を倍にしたら、どんなことが起こると思う?」という質問をしてみました。これは、既存の枠にとらわれず、より大きな視点で物事を捉え、発想を広げることを目的とした質問です。
目標を大きく超えることで、現状の延長線上ではない、全く新しい発想が生まれる
「どうすれば達成できるか?」という思考回路が刺激され、具体的な行動計画に落とし込む力が養われる
現状に甘んじることなく、常に高みを目指す姿勢が生まれる
これは、決してコーチングのテクニックを意識したものではなく、メンバーのさらなる成長を心から願う気持ちから自然と出てきた問いかけでした。
共に成長する喜び
今日の1on1を通じて、メンバーと「共に成長できる関係」を築けていることを改めて実感し、非常に嬉しく思いました。コーチングは、一方通行の教えではなく、双方向の学びです。メンバーの成長を間近で見られることは、私自身の成長にも繋がります。
今回の経験から、改めてコーチングで重要なことは、テクニックだけではなく、相手の成長を心から願う気持ち、そしてその成長を信じることだと感じました。
まとめ
今回の記事では、1on1ミーティングでの出来事をきっかけに、コーチングの本質、メンバーと自身の成長、そしてその先に見据える未来について考察しました。
メンバーの主体的な姿勢は、成長の大きな兆し
コーチングの目的は、自立した思考の育成
メンバーの成長は、1on1をする私自身の関わり方にも変化をもたらす
目標を大きく超える質問は、発想を広げ、行動を促す
共に成長する関係は、喜びと学びをもたらす
これからも、メンバーと共に成長し、より良い未来を創造していけるよう、私も日々精進していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございます。