普通に生活していたら突然病に襲われた3-いざ玉川病院へ

紹介状を手に、ネットで何度も何度も調べてたどり着いた、気胸の名医に会いに行く日がやってきた。

たくさんたくさん調べ尽くしていたので、私の中では、もう芸能人に会いに行くレベルで興奮していた。

この先生だったら、なんとかしてくれるかもしれないと言う希望を持って。

事前の情報収集で知っていたことだが、初診は予約は取れない。予約の患者が終わった後から、初診患者を診てもらえる。待ち時間を覚悟していったが、ついてすぐにレントゲンを撮り、2時間ほどで診察室に呼ばれた。

名医の診断はいかに

月経随伴性気胸である可能性は確実とのこと。

今まで、いつ気胸になったのか、どんな症状があったのかを、細かく聞かれた。

私は、スマホのGoogleカレンダーに、細かく記録していたので、すぐに答えることができた。

そして、実際に、肺の中や横隔膜に、子宮内膜の組織がついているのかを調べるために、検査入院を勧められた。

これも、事前の情報収集で調べてあったので、心の準備はできていた。

ちなみに、名医の第一印象は、写真で見る以上に、とても優しい雰囲気の先生だった。安心感があった。

2週間後検査入院へ

1ヶ月先になるかなと思っていたら、2週間後に運良く病室が空いていて、とんとん拍子に決まっていった。コロナ禍、毎月、肺に穴が開くのは不安だったし、早く進めたかったので、一安心。

検査入院でどんなことしたのか

入院は2泊3日

1日目

横隔膜のCTやレントゲン撮ったり、婦人科の検診。

横隔膜のCTでは、息を吸ってから吐いた状態を長いことキープするのが苦しかった^^;
それを何回もやったので、どのくらいの息を吸えば苦しくないか分かってきて、だんだん慣れてきた^^v

なぜ息を吐いた時にキープするのかと言うと、横隔膜は、息を吸った時には、骨盤の方へ下がり収縮する、吐いた時には、緩んでふわーっとドーム状に膨らむから。
収縮した状態より、緩んで膨らんだ状態で画像を撮影した方が、どこに病変があるのか分かりやすいため。

と、国際資格を持つピラティスインストラクターとしての私の見解!笑
(そのあと、医師に聞いたら、当たっていた^^v イエ〜イ)

CTで見ても、このあたりに、子宮内膜があるかなーと、医師からの説明も受けた。

シャワーを浴びて、体に優しい夜ご飯を食べて、ゆっくり眠った。いや、全く眠れなかった。笑。環境が変わると眠れない体質。
(21時から絶食。お水は大丈夫)

2日目

11時ごろからと聞いて、ドキドキしながら待っていたが、前の手術が長引き、呼ばれたのは12時半過ぎ。

手術着に着替え、キャップをかぶり、歩いて手術室へ。

優しい看護師さんたちが何人もお出迎えしてくれて、何度も生年月日や名前を伝え、しっかり確認した上で、痛くて苦手な点滴の針を入れ、スタート。

局所麻酔、何回か打たれましたが、、、、ズドーン、バキューン、みたいな感じで、めちゃくちゃ痛かった(T_T)

脇腹から、カメラを入れる時は、ぐいぐいと違和感わあるものの、痛みは大丈夫。だった。かな。でも、いやーな違和感が半端なかったのは確か。

でもね、聞いていた通り、外の空気が胸の中に入るので、気胸の状態になる。。。呼吸困難。。

息が、息が、息がーー全く吸えない。

吸えない、吐けない、吸えない、吐けない。吸っても酸素が入ってこない。

今までの気胸が、私の場合軽度だったから、苦しさはなかったけど、こんなに辛い思いをしている人もいるんだよな、と思ったら、本当に気胸の怖さを知った。くるしいーーー。

全く入ってこない酸素。必死に、「く、苦しい」と声を出して訴えると、優しくて可愛い看護師さんが手を握ってくれた。

「大丈夫ですよ、酸素量は計っています。体に十分、酸素は回ってますからね。ゆっくり大きく息を吸って、吐いてみましょう」

途中で、体制を横向きに変え、ラストスパート。

早く終わってくれ〜〜。

途中で痛みが出てきたので、麻酔を追加してもらいながら、早く終わって欲しい、早く早く、酸素を。。。

時間にして、30分くらいかな。もっと短いのかな。

「もう終わるよ!」という医師の声を励みに、なんとか大きく息を吸ったり吐いたり、耐えた。

最後の方は、さすがに酸素量が薄くなってきたのか、鼻に酸素チューブを入れてくれた。

そして、無事に終わった。看護師さんたちが優しく支えてくれたのが、本当に心強くて、その嬉しさで、最後は涙が出てきた(T_T)ありがとう。

そして、気胸患者の、あの、あの噂の、ドレーンが、自分の脇腹にも、ついに刺さっている。その状態で、ベッドで病室まで戻った。

でも回復力が早いのは自慢だ。さっきまであんなに苦しかったのに。

病室に戻ってすぐ、めちゃくちゃ痛い瞬間もあるが、腹筋を使って、ひょいと起き上がり、一人で歩いてトイレまで行き、看護師さんたちがびっくりしていた。でも、痛み止めの点滴やら、飲み薬を出してもらい、少しでも快適に過ごせるようにしてもらった。

朝とお昼抜きだったので、めっちゃお腹が空いた。
持参したチョコクッキーなどお菓子を食べまくり、夜ご飯まで待った。
(お菓子持参して、本当によかった^^v)

検査結果や今後の方針については、次のブログで^^