秋が秒
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秋が秒すぎる。秋らしいものたちが季節に置いてかれている。
通勤途中の銀杏並木は黄色く色付いてきた。足を止めて写真を撮る。少し時間が緩まったような、心が軽くなるような気がする。
私は、この季節の変化をいつまでも楽しむことが出来るだろうか。社会人一年目の秋は、もう二度とやって来ない。二年目、三年目はきっとどんどんと薄まっていく。社会人として生きる自覚は2分の1、3分の1になって行くんだろうか。
私は、いつもデジタルカメラを持ち歩くようにしている。正直、置いてってもいいかな、と最近思うようになっている。
それは、私が外に目を向ける機会が減ってしまったという事じゃないだろうか。
ねえ、上を向いて歩いてごらん。君はいったい何を見て生きてるんだ?