![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94411549/rectangle_large_type_2_4e08291573dcadf88f1da9d1694515c5.jpeg?width=1200)
投稿短歌の採用率をまんまさらして2022年を振り返る
おつかれした!
皆さま、1年間お疲れさまでした。
とにもかくにも年末まで生き抜いたみんなとおれは、超すごいと思います!
拍手!わーわー!
Twitterとかnoteとか見てると、今年もいろいろありましたなあと感慨深くなると同時に、ちゃんとメンブレメンヘラ期が垂れ流されたりしてて、より感慨が深くなるわけであります。
断片的な記憶をつなぐと、できなかったことばかり浮かんできて頭がおかしくなってしまいそうなので、ちゃんと集計して、客観的な数値で1年を振り返っていきたい所存です。
1月、塔短歌会に入会【塔平均掲載数5.4首】
去年から短歌をはじめて、オンライン講座を受講したり、雑誌やテレビ、ラジオなどに投稿したり、新人賞に応募したりしていたのですが、2022年1月から塔短歌会に所属させてもらいました。
1年継続してみて、所属してよかったなというのが実感です。
リアルな環境で周囲に短歌をやっている人がいないので、モチベーションを保つのがなかなか難しいのですが、月詠があることで、月に10首は、誰かに読んでもらって取捨選択をしてもらえるということが1年間通じてとても大きかったです。
ちなみに、塔での1年間の平均掲載数は5.4首(49/90)でした。
これについては、掲載数の多寡というより、安定して作歌に取り組む基礎体力作りのようなものかなと感じているので、一喜一憂せず取り組んでいきたいです。
また、塔の会員ということでツイッター上でやりとりをさせていただける方が増えて、すごく楽しく参加させていただいています。
塔という固定した発表スペースがあることで、日常詠やちょっと凝った作品もチャレンジできるので、来年もいろいろ試しながら詠んでいきたいです!
4月、日経歌壇に絶望【日経歌壇 0/63=0.0%】
日経電子版を購入していることから、今年から日経歌壇への投稿を始めました。
が、全く手ごたえがなく、手ごたえがなく、手ごたえがないまま、春にシーズンエンドしました。
合う合わないという言葉に逃げちゃいけないのはわかっているのですが、合わなかったということにさせてください。。。
5月、短歌部カプカプのたんたか短歌で初採用【たんたか短歌 3/42=7.1%】
たんたか短歌で読んでいただくのが、今年の1つの目標だったので、うれしかったです。
5月の放送回のときに、近江さんに、よくわからないけど、それがいいと言っていただいたのが、めちゃくちゃ励みになりました。
10月の「壺」の回では特選に選んでいただき、これもめちゃくちゃ嬉しかったです。
来年もがんばります!
手がかりはタクシー会社のレシートとすごい腹痛だけど解けそう?
高額な壺を買ったと嘘をつく母、ふざけるな、ふざけてろ
しいたけは天ぷらにして食べる派とプチョヘンザ派に分かれる渋谷
6月、あたらしい歌集選考会落選。インディーズ第1歌集『紳士に至る病』発表。
ナナロク社主催のあたらしい歌集選考会に100首応募したのですが、見事に落選しました。
既発表も投稿可能な賞だったのですが、気合を入れて100首新作で送っていました。
そのため、そのまま未発表にして他の賞に仕立て直すことも考えたのですが、小題が、
「ごめんね俺がブスで陰キャで」
「地下アイドル日常短歌vs.クソリプおじさん短歌」
「金玉と地球」
「鶯谷駅」
「紳士」
という、アレな内容だったので、ちょっと総合誌系の賞に送る気にもなれず、ただお気に入りの短歌ばかりだったので、1人でもいいので誰かに読んでほしいなと思い、歌集の形にしてnoteに公開しました。
今読み直しても、好きな歌が多いので、超絶暇な瞬間がありましたら、読んでいただけるとうれしみちゃんです。
7月、角川短歌、シーズンエンド【角川短歌詠草 3/32=9.4%】【角川題詠 1/22=4.5%】
角川短歌は、詠草4首、題詠3首を毎月出していたのですが、他の媒体への投稿が増える中で、納得できるものが出せなくなってしまい、7月にシーズンエンドしました。
最後に「麺」で取っていただいたのは、ラーメン歌人(自称)として、嬉しい限りでした。
悩むことを諦めないことを続けること灰色の空も青くなること
ラーメンの看板横切る野良猫の自由を横目に行列の犬
進化とは退化でもある道ばたで肥えたカラスを蹴飛ばしていた
つけ汁を温め直してもらったら謝ることからやり直したい
8月、NHK短歌テキスト#短歌写真部初掲載【NHK短歌写真部 3/55=5.5%】【NHK短歌 3/34=8.8%】
雑誌の投稿短歌の場合、掲載されたかどうか、誌面を見るまでわからないのですが、Twitterで短歌と写真を投稿する#短歌写真部について、テキストの誌面への掲載許諾の確認のDMが届いて、はじめて誌面掲載前に掲載を知る経験をしたのが、感慨深かったです。
最終的に年間で3首誌面掲載いただいたのですが、1つのテーマで写真と歌をたくさん考えるというのは、歌の切り口を変化させる訓練にもなりました。
来年も引き続きがんばります。
アスファルトが泣いているから立ち止まり一緒に虹を待つことにした
海中で見下ろす街がゆがむのは海が光を抱きしめるから
苦いのをうまいと定義した人のポジティブ日めくりカレンダーほしい
あと、NHK短歌本選には、毎回1首は投稿していたのですが、佳作で3首掲載いただきました。
いずれも佳作でしたが、来年はもっと上に入賞できるよう、精進したいです!
「先生は味方だから」と泣いていたあんたの映画にしないでほしい
実況のタイムラインで踊ってるアイコン並ぶスクショを撮った
冷房がやたらに効いて夏なのにチーズケーキをうまく切れない
9月、あたらしい歌集選考会木下龍也さん十人十首選。
今年の中では8月がメンタルの最底辺期でした。
短歌自体はコンスタントに作り続けていたものの、自分でいいなと思う歌が全く評価されず、悶々としながら、仕事面でもかなりしんどい状況があって、ああこれはもうだめだおじさんしにたいぴろぴろぴー、とかいう状態でした。
そんな中で、落選していたあたらしい歌集選考会において、木下龍也さんが受賞作以外に気になった10人の中の1人として、選考会の記録の冊子に掲載いただきました。
この方向で短歌詠んでてもいいんだよ、と言っていただいたような気がして、本当に励みになりました。
より自分の作品の精度を高めて、読んだ人に楽しんでもらえるよう精進しようと強く思った今年のハイライトでした。
10月、ネプリ企画「塔短歌会十代二十代以外歌人特集」参加。
塔短歌会で十代二十代特集が組まれたことにあわせて、塔短歌会所属の丸山萌さんが企画編集された「塔短歌会十代二十代以外歌人特集」に参加させていただきました。
読み手にどうおもしろがって読んでもらえるか、ということを考えながら作った連作でした。
マッチ売りの少女EP(Clean Ver.)
ちいかわとコラボしている初雪に埋もれて消えた灯り、私
火を灯すお望みどおりの肉体がもうすぐ浮かぶちょっと待ってて
感情に値札を貼れば売れるって知ってしまった赤黒い月
私から月ははっきり見えるから月に行ってもすぐ見つけてね
脱がされるために重ねる制服を私くらいはだきしめたげる
可哀想なときは優しくしてくれたような気がして紅く濡らした
朝が来たまだ死んでない体ごと棚に戻した手をつかんだ
11月、短歌研究詠草は22点でフィニッシュ【短歌研究詠草 平均2.1首掲載(20/55=36.4%)】
短歌研究詠草は、欠詠なく参加して、最終的に22点でフィニッシュでした。
12月号で上位点数者の掲載があり、名前だけ掲載いただいたのですが、全体で80位くらいという結果でした。
9月号では、水原紫苑先生に準特選(5首掲載)で選んでいただいたのですが、基本的には1首採用の月が多く、来年こそは10位以内になれるよう、がんばりたいです。
しろたえの裏アカウントのアイコンの塗りつぶされた赤黒い青
孤独さえ養分になるたらちねのTwitter社の底のない海
たまのおの切り抜き動画に繋がれる今日と明日にはさまれたバク
ちはやぶるVtuberに賽銭を投げつけ街はこんなに明るい
ぬばたまのInstagramのDMに救われていたあさつゆの息
12月、ひらづみ掌編コンテストvol.1佳作受賞(番外編)
短編小説で賞をいただきました。
ただただ嬉しかったです。
短歌だけでなく、さまざまな文芸に来年も挑戦していきたいです。
ところで新人賞はどうだったのさ
第33回歌壇賞予選落ち。
第4回笹井宏之賞予選落ち。
第65回短歌研究新人賞2次選考落ち。
第67回角川短歌賞予選落ち。
第34回歌壇賞落選(選考経過未発表)
第5回笹井宏之賞落選(選考経過未発表)
結果発表!(大声)
最終的に、塔以外の投稿は、33/303=10.9%でフィニッシュです!
塔に入会したこともあり、少しずつではありますが、作歌の腕も上がっているはず!
昨年は、9/83=10.8%だったので、、、わお、美しき横ばい。
来年もがんばろうぜ!
心の中のロコちゃん(a.k.a.春名ヒロ子 from.とっとこハム太郎)が「今年はとっても楽しかったね。来年はもっと楽しくなるよ。ね、中型犬!」と言っているので、その言葉を信じて、来年も生き抜いていこうと思っております!
(来年こそは、新人賞獲りたいです(小声))