ガラガラなワクチン大規模接種会場
おはようございます!
新型コロナウイルスのワクチン接種が進められています。
眼科で診療前にワクチン接種をしたり、企業や大学で社員や学生向けのワクチン接種の環境を整える動きがでたり、対象年齢が下げたり、接種率を急ピッチであげる試みが思案されています。
国の安全基準は感染者数の低さではなく、ワクチン接種率の高さにシフトチェンジしているので、ワクチン接種をどれだけ進めることができるのかは、国家戦略とも言えるでしょう。
しかし…
広島県福山市では、6月7日に行われた大規模接種は1800人の枠に対して接種したのはわずか88人の高齢者。
急きょ医療従事者233人を追加しましたが、予約率はわずか2%…。
東京や大阪の大規模接種会場の予約率も20〜30%に留まるなど『ガラガラ』の状態で決してワクチン接種は順風満帆ではありません。
これは広報の仕方や予約方法に問題があったのではなく、接種のプラン自体に問題があったと思います。
高齢者の方が市町村を超えて大規模接種会場に向かう人は少なく、かかりつけ医や近所の体育館で接種するに決まっています。
大規模接種会場に行きたくても行けないんです。
それなのに、ガラガラな大規模接種会場の次の打ち手は、『地域の条件を取っ払って、全国の高齢者を受け付ける』です。
広報の仕方ではなく、計画が間違ってますよね。
移動できない高齢者を移動させ、全国から人を集めるなんて今までの感染対策は何だったんでしょう。
ガラガラを解決するなら、高齢者以外の人にも接種券を配って受け付けたらいいんですよね。
さすがに全国民に配ってしまえば予約がパンクするので優先順位は必要ですが、介護職員やこれから世の中を明るくしてくれる飲食の人たちなどに配布するべきだと思います。
間違った計画はすぐに修正されて、必要な人にワクチンが広く届きますように。
では、いってらっしゃい!
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