火（霊）の花

火（霊）の花

先日行われた地元の花火大会「水郷祭」
とても幻想的で懐かしい匂いがした

10代の頃は毎年のように行っていた水郷祭
あの時友達がこう言ったのを覚えている

「おーすげーなー綺麗だな」

何故か大人になればなるほど
綺麗とか言うのが恥ずかしくなっていった

僕たちは一体時間を経てどこに向かっているのか
前に進んでいるようで進んでいない

もしかすると時間を遡ることで
未来への道が顕在化されるかもしれない

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ヒュゥゥゥ… ドォォン...
バン...バンバン...

僕はこう言った

「うわーやっぱり綺麗だな」

あの時見た花火(霊)はきっと
深く心に刻まれ未来に届くはずだ