立春に宇宙が立ちあがる。
立ちあがる、春。
春が立ちあがる。
ってなんてすてきなコトバ。
最近また、二十四節気を見直しているが、
おもしろい。
旧暦とはまた違って、
太陽の黄道上の動きを見るので
星よみとも、とてもしっくりくる感覚。
時代やいろんなことが変わり、
変えていかなきゃいけないこともたくさんあるけど
太古のリズムはやはり理に適っていると、思ったりなどする。
そんな明日は立春。
立春にしか飲めない特別なもの
それは水である。
古くから、「若水」という立春(元旦)に初めて汲む水を
大切にしていた風習があるそう。
立春の朝には、若水をお供えしたり
縁起物の福茶を入れたり。
福茶とは、立春の前日である節分の福豆を使ったお茶。
福豆(もしくは黒豆)、梅干し、昆布に
若水を注いで
邪気を払い、一年無事に過ごせることを願うそう。
元々は、空也上人という方が
疫病の流行を憐んだことから始まった風習のようなので
今の時節柄とてもいい気がする。
他にも、地酒の生原酒も立春ならでは。
節分の夜から一晩中、もろみを搾り続けて
立春の早朝に搾りあがったばかりの生まれたての生原酒を
立春朝搾りと呼ぶそう!
お気に入りの日本酒漫画、
酒と恋には酔って然るべき にも
立春朝搾り、載ってたなぁ。
いつからでも始められる
新も旧も選択できるし、
ワタシタチはいつからでも始められる。
新年の抱負もすっかり忘れちゃったあなたも、
それどころじゃなかったあなたも。
あなたもわたしも。
立春の明日から、また新たなスタートを感じられるチャンスです。
2022年、壬寅(みずのえとら)も
立春からが正式スタート。
宇宙が立ちあがるとき。
あなたもまた、
新しく立ちあがるチャンス。
やったことなかったけど、明日は福茶飲んで、
開運行動にあやかって
新しい始まりのパリッと感に浸ってみようっと。
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