「やるげき」って、どんなことしてるの?
よくいただく質問に答えます
こんにちは。会長です。
習いごととしてのお芝居レッスン「やるげき」をはじめて2ヶ月が経ちました。
「面白そうなことやってるね」と声をかけていただいたり、シェアやフォローいただいたり。少しずつ知ってもらえてじわじわ嬉しいです。ありがとう。がんばります。
その中で「注目してるよ!どんなことやってるの?」と質問をいただくことも増えました。
そうね、どんなことやってるのかよく分からないよね。
そこで今日は、先日開催した「やるげき」のメニューの一部をレポートしたいと思います。
基本的なレッスンの流れ
レッスンは、1回2時間です。だいたい終わりが少しオーバーします。
毎回のおおまかな流れは
①ゲームでウォーミングアップ
②発声・滑舌などの基礎練習
③台本をつかったお稽古
その日参加するメンバーの顔ぶれに合わせて詳しいメニューを考えます。
今回もメンバーの顔を思い浮かべて会長は考えました。
ひとりは、日常生活の中でずいぶんストレスが溜まってしまっている人、もうひとりは…と、状況やタイミングを加味して会長は考えます。
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく、、、チーン!!
そうだ!これをやろう!
ネガポジ自己紹介
初対面の人同士がいたこともあり、
リフレーミングカードを使って自己紹介をおこないました。
主に自分のフレーム(枠組み)をRE(捉え直す)ワークです。
カードの片面にはネガティブ表現の性質が、裏面には同じ性質をポジティブに言い換えたものが書かれています。
といったふう。
まずはすべてのカードのネガティブ面を場に広げ、自分に近いなと思うカードを2枚選んで、みんなに紹介します。
次にそのネガティブ面をポジティブに言い換えたら何だろう?とみんなで考えてアイデアを出し合います。
例えば、
「口調がキツイ」って言い換えると何だろう?
ーー「意思が強い」「言葉が聞き取りやすい」「明るい」なるほど。
「ぼうっとしている」は?
ーー「自分の世界がある」「ストレスが少ない」
など、色々出ました。
ひと通りアイデアが出たら、ポジティブ面にめくり返して自己紹介です。
「私は、ストレートに発信できるし、細かいことにこだわらず自分の世界を持っています」
おお。自分で自分を認めてあげられたようで嬉しい。
自分が短所だと思っていたことを長所として声に出し、自分の耳が聞く、ということは思っていた以上に大きな力でした。案外、初体験だったかも。
自分を多面的に捉えられ、変わらず大切にしたいことを感じられた、という感想もありました。
ちなみにこの自己紹介は、簡単なゲームで遊んで少しほぐれた後におこないました。
ひとつのワークから派生して
ひとつのワークから、予期したいた以上にたくさんの気づきが生まれます。
今回のワークでは
自分を知り、自分を認める。他者を知り、異なるものを尊重する。
物事を多面的にとらえ、すべての人に正義があることを知る。
短所と思われるものは愛しい個性であり、長所に変わるとその人をいきいきと輝かせていく。
このワークによって自分がほっとしたり、場の安全性の高まりを感じたり、レッスン生の人となりをこれまで以上に感じることが出来ました。
お芝居をするときには、いろんな力が必要になります。
毎回さまざまなワーク(ゲーム)に触れて、自分や他者、その間に流れるものについて新しい発見を重ねてゆく時間。
楽しくてすぐに笑い声が起こる大好きな時間です。
ああ、1つのワークを紹介するだけで結構長くなりますね。
ゲームはどこに向かうのか
すべてのゲーム(ワーク)は、台本稽古になった時にその人の魅力が存分に出てくるように、を目指しています。
集中力が高まって、自分でも知らない力がぶわっと出てくる「ゾーン」と呼ばれるこの瞬間がたまらなく好きで、これを体験するために私はお芝居をしていると言っても過言ではありません。
自分がそうなるのもたまらないし、誰かがその状態になるのを見るのもまた大変嬉しいのです。
私たちの旅は続きます。
6月の「やるげき」は
6/19(水)、6/26(水)18:30-20:30
杉並区内のスタジオにて開催します。
前回から、はじめてお芝居をする方に混じって
現役の俳優の方もお稽古に参加されています。
最初はどうなるかなと思ったのですが、その人がいきいきと演技ができるようにと目指す中では、経験者もそうでない人も違和感なく同居出来ているのも面白いところです。
いろんな顔ぶれの日がありますが、どなたもどうぞ。
それでは、またね。
読んでくれてありがとう!