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『私が出雲に移住した理由』

出雲に住み始めて早いもので1年が過ぎた。

出雲に移住。
響きはとてもいい。

でも、ここに住みたかった訳でもなく、、
そもそも地元(富山)を離れるつもりはさらさらなかった。

地元では、新しい仕事について少しずつ慣れてきたところだったし、家族も特に問題なく、友達や姪っ子と遊ぶことも含めてそれなりに楽しめていたし、自分の好きなことに時間もお金も使えたから休日は旅行、ライブ、洋服、化粧品、エステなどなど、普通に生活する分には何の不自由もなかった。
今後の両親のことを考えても実家暮らしを辞めるという選択など、頭の片隅にもなかった。

それなのに、私は自分の人生の選択として出雲に移住した。


住む場所を変えたら人生が変わるとか、人間関係を変えたら人生が変わるとか、、そんな何かの考え方を当てはめて選択した訳では全くなかった。

そもそも、人生を変えたいと思っていなかった。

ただ、ずっとモヤモヤしてただけ。

きっと、何か新しいことを取り入れたところで現実からの逃げでしかなく、何の意味もないということはわかっていたから。


そんな私が移住しか選択のしようがなかったこと自体、人生というものは
自分の意思やコントロールなどとは無縁で流れているのかもしれない、、と思わずにはいられない。

移住するまでは好きな事や興味あることになんでも手を出してきたけれど
自分を生きている実感はずーっとなかった。なぜかそれだけは感じていた。

思い立ったら即行動するとか、気になる人に会いに行くとか、興味があることには飛びつくのは早かったけど、
それが私らしいと、個性レベルで感じられていたのだろうか?

いや、そもそも感じられていたのかどうかももはやわからない。
きっと、何をしても自分は感じられなかった。

思考の中で、自分とはそういう人と思っている、くらいだったのかもしれない。

自分を知る。自分を感じる。自分自身の人生を生きる。


そんな言葉は、絵空事だと思っていた。

でも、どうしても、、「この人が言っていることだけは嘘ではない」…ような気がする
という人に出会ってしまった。


自分を生きている喜びを何も感じられないからこそ、何かを捜し求めて、好き嫌いの感覚に従ってみたり、好きになった男性や興味があった相手にのめり込み、現実逃避にしかならないような衝動に駆られながら生きていたのかもしれない。

そんな何かに動いていたら、自分は生きている実感がある気がするとごまかし続けていた。

だから動いていた。

止まると生きていない感じがしたから。

しかも私は今まで生きてきて、好きになった男性や家族や友人、あらゆる人に対して、本当の相手の姿を知ろうとしたり、本当の意味で相手の幸せとは何だろうなどと考えたことは一度もなかったようだ。


これは、今感じられることで
その頃はもちろん、相手のことを思って洋服を創ってあげたり何かしらのプレゼントをしたりしていた。
そんな中でも子供の頃から、人と関わることが面倒くさくて、、というか怖くて
自分が望むような関係性を社会の中で感じたことがなかったから、なるべく人と関わらないようにしてきた。
1人が楽だし、1人が好きだと言って無意識のうちに関わることを諦めていたようにも思う。
そうなった理由を探せばいくらでも見つけられた。
だから、そのせいにしてそんな私を責めることもなかった。


でも本当はとても人と関わりたかったのだ…  と、これを後々に知ってしまった時、何故だかわからないけど本当の自分に出会えたようなホッとした感覚、安堵感のようなものが私の中に訪れたのを覚えている。

そして、いつのまにか人には慣れた。
とても不思議だけど、人はいまだに苦手だが人との関わりがない人生なんて生きている意味もないほどに、私の人生に『ひと』がいるようになった。

過去は自分のためだけに生きていたのに、
今はと言えば人のために生きている感じだ。

なんだか変だけど、人のためだったらパワーが出る。

ちょっとしたお菓子を買うだけでもうれしくて、お目当ての物を探しにコンビニを何軒もハシゴしちゃったりして。

そう。
私は人に関わりたくて仕方がない。

より深く相手を知りたいのだと今は素直に思える。

そして、そうだったからこそ
相手と距離をおいてしまっていた。

相手(人)を知るということが、どういうことなのかを
この歳で出会った、、信じるしかないと思った人たちに見せてもらったから。

相手と共感できるか?とか、この人とは話やすいとか、自分と同じ方向性を向いているかとか、自分にとって特別な存在だとか、、そんな事はどうでもいい。

私はただ、本当のその人が知りたい。


そんな自分を照らしてくれた。
そんな自分を感じさせてくれた。

自分のものにしたい!みたいな所有欲もなければ、自分にとって特別な存在である必要もない。
そもそも特別がよくわからない。


ただ、その人が本当の意味でその人の人生として幸せでいてくれたらと願う。


たとえ、相手が私の事を嫌いでも。
会話がなくても。
一生会うことすらなかったとしても。
私の中からその人は一生消えることはない。

そんな絵空事を言う人になるとは思わなかったけど、事実そうなのだ。


出雲に移住してみて確実に今、私は幸せだと言い切れる。
それは当たり前すぎる関係性を知ったからに他ならない。


そして、ここにずっと居なければ、、とも思っていない。
この関係性の中にいなければ、、とも思っていない。

親に必要な時がきたら帰るかもしれない。

一度知った本当の私は、消えることはない。

色あせることさえ、ない。


他者否定も自己否定もなく、何かを問題視することもなく、自分の欠けを埋める必要もなく、人を想うという意識の中にいられること。


ここ出雲では沢山の人たちと関わりを持たせてもらっている。
職場の仲間。ルームメイトのゆかちゃん。
蒼穹の想いのなりちゃん。
えりちゃんを始めとする出雲の友や
出雲に訪れてくれる全国の友たち。

そして、人生のグランドデザイナー
そらさん。

そらさんとの出会いがこうして人生を変えたが、やはり私に私を感じさせてくれたのは出雲の方々であり、出雲での日常的な関わりだった。(詳しくは下記でブログをご紹介しているので、ご覧ください。)

人との関わりの中でしか気が付けないことが山のようにある。

というより、人との関わりの中でしか気が付けないのではないだろうか。
人生のことというのは。

間違いなく、誰かに教えてもらうことじゃない。

以前にも少し書いたかもしれないけれど、私はそらさんに出会って人生を諦めずに済んだ。
これは大袈裟ではなく、本当に心からそう思う。

でも、そらさんに出会ってから長い年月が経っていた。

人生が、私に選択を求めていることに
私自身が気が付けるまで。

出雲の移住してなかったら、私はあのまま本当の自分を見失ったまま諦めの中で生きていたのだろう。

本当の自分ではないものが剥がれ落ち、最近ではとてつもない深い渦(ポジティブでもネガティブではない)のような本質の動きから、自分の姿を少しずつ認識できるようになってきた。

私は何かと決めるのは早いのに時間がかかる。

そんな私を、みんなが笑いながら見ていてくれる。

自分にとって当たり前にやっていることや、当たり前にある意識というのは当然ながら自分では気が付きようがない。


みんなが笑ってくれるから、そんな私に気が付ける。

私が笑うから、みんなも気が付ける。

今私は、笑っているだけでいいような人生だ。


自分の本質だからこその人生。
その先に私が本当に見たい世界があるのだとしたら、私は知りたい。


もっと深く相手を知りたい。

そして想いたい。

だからこそ、出会ってみてほしい。

人生を諦めずに済みますように。
生まれてきて良かったと、心から感じられますように。

私は私で人生の深さをもっともっと感じたいと願う、今日この頃なのです。


michiru

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移住。

正直なところ本当は、移住しなくても
出雲や、東京や兵庫でそういう方々と出会うだけで
人生という世界は広がる。

私の場合、私の本質として移住することがベストだった。

そらさんのブログ
https://ameblo.jp/sora-ni/


【出雲の方々】

Nakabe Yuka 
https://ameblo.jp/synchro-serendipity/


Setsuko
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二階堂 薫                https://ameblo.jp/kaori-191210/

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