北ミチノ
2024.9.23開催 J.GARDEN56 新刊『love and eat』の試し読みです。 文庫サイズ/本文92ページ/全年齢対象/イベント販売価格500円 食べ物がアクセントのオリジナル短編集。飲んだり食べたりしながら仲を深めていくメンズたちをお楽しみください。 コミコミスタジオ様に委託しています。 『恋まではあと三分』 ※こちらを全文掲載しています。 大して接点もないアイツと、給湯室でポットの順番を譲り合うことになり……? 『ここで朝を待ってる』 ブルックリンの下町のダイナー。常連客のある男のことが気になるアレックスだが、彼には秘密がありそうで……? 『麦茶の夏』 セフレになった幼馴染との、暑いひと夏。 『ファミリー・ラズベリー』 手作りのラズベリータルトが綴る、とある家族の話。
2024.3.10 開催 J.GARDEN55 新刊『桜花爛漫』より、『桜花の褥』の試し読みです。 A6サイズ/本文76ページ/R18/イベント販売価格500円 コミコミスタジオ様に委託もします。 〈収録作品〉全4編+おまけ。 「桜花の褥」 隠れ家的料亭で二人でお花見する話。 「金色の手綱」 高城が副官になったばかりの頃のある日のひとコマ。 「紫陽花の宿」 久しぶりに仕事を早上がりした高城。宿舎の部屋で一人ですることといえば? 「副官補・中山の日記」 中山から見た綾瀬&高城の話。
2023.10.8 開催 J.GARDEN54 新刊『悪い仲間 -Mara Junta-』試し読みです。 A6サイズ/本文132ページ/R18/イベント販売価格1000円 コミコミスタジオ様に委託もします。 ワイルド俺様攻×クールツンデレ男前受 こいつとのセックスは友情か? 恋か? 1950年代、アルゼンチン。裏町で小さなバーを営むルシアノは、高級タンゴバーの用心棒アミディオと知り合い、すぐさま〈悪友〉として意気投合する。勢いでベッドも共にしてしまうが、この行為は果たして〈悪い遊び〉か、それとも、本気の恋なのだろうか—— アミディオの真意が掴めず苛立ちを募らせるルシアノのもとに、昔のマフィア仲間の魔の手が忍び寄る。
2023.4.2 開催 J.GARDEN53 新刊『リンゴと恋は落ちるもの』試し読みです。 陽キャ営業部社員×隠キャ理系研究員 偽恋人になってスパイ行為を阻止!? 植物オタクの研究員・洸の悩みは、その気もないのに営業部のイケメン社員・大須賀にやたらと口説かれること。しかしある日、大須賀に産業スパイ疑惑が持ち上がる。まさか自分に言い寄って来るのは、研究所の重要情報を盗み出すため? ならば、身体を張ってスパイ行為を阻止してやる! 偽恋人がいつしか本物の恋に落ちていくお仕事ラブ!
こちらは、BL小説を書いている北ミチノが、ブログがわりに綴っているnoteです。 固定記事には商業情報やイベント・同人活動などをその都度まとめていくので、手っ取り早く北の活動が知りたい方はここをご覧ください。 <北の(ごく簡単な)プロフィール> ・秋田県出身・在住 ・約6年間の投稿生活、43本の落選を経て、2019年に商業デビュー ・ペンネームは北東北を表す言葉「みちのく」から ・生涯の一冊は江戸川乱歩『孤島の鬼』 ・好きな食べ物はざる蕎麦、わかめ、とり軟骨の素揚げ ☆商
祝・25周年記念企画ということで、「作家直筆アンケート」企画に答えさせていただきました。今年ハマっていたものなどに答えています。 ただ……申し訳ありませんが……字がかなり小さいです。けっこう大きめに書いたつもりが……。すいません、虫メガネかなんかご用意ください。 アンケートの、「◯◯な人にはこの作品がオススメ!」で、北は意気揚々と自分の好きな作家様の本を書いたのですが、自分の著作を紹介している作家様がわりといらっしゃって新鮮でした。新鮮というかショックというか……うーん、
今回、ご縁ありまして、お友達の滝沢晴先生にヘルプを仰せつかりましたので、こちらのマシュマロに回答させていただきます。遅くなりまして申し訳ありません。 まず、マロ主さんにとっては「お前だれやねん」状態かと思うので、北のプロフィールからお伝えします。 投稿していた期間は6年ほどで、その間、46回落選しています。ハッハッハ、すごいな。あとにも書きましたが、よく生き残ったな自分……という思いでいっぱいです。 まあ、このように、古傷まみれの歴戦兵のような投稿歴を持つ北ですが
当スペース「雪灯里」にお立ち寄りくださいました皆様、どうもありがとうございました! 当日はこんな感じでした。 えーと……なぜか『悪い仲間 -Mala Junta-』の値札だけ忘れまして、その場で作ったのでこんな有様でしたけれども(動揺っぷりが字にも現れていますね)、買ってくださった方がいたので嬉しかったです。自分の本のコピーを自分で考えるのって難しい&恥ずかしい! アルゼンチンタンゴにご興味ある方は、コミコミスタジオ様に委託していますのでそちらからお求めください。次回イベ
2024年9月23日(月・祝)開催の、J.GARDEN56のお品書きです。 北のスペースは「し20b」です。 お品書きってスペース上に置いていても一瞬しか見ないと思うので(笑)ここでじっくり見ていってください。 今まで出した同人誌は『夜学は密やかに』『腐蝕の帝国』以外は全部持っていきます。(この二冊はコミコミスタジオ様に委託しています。AmazonKindleでも読めます) 新刊はこちら。 コミコミスタジオ様に委託しています。 イベントお留守番組の皆様はぜひご利用くださ
館岡もまた仕事帰りなのか、スーツに薄手のコートという恰好だった。買ったものの袋を片手にぶら下げながら、相手が訊いてくる。 「平川は、この辺りに住んでるのか?」 「うん。そっちは……」 「この近くに友達の家があるんだ。何度か来たことはあったけど、平川が近くに住んでるなんて初めて知ったよ、……ああ、ここだ。ここ」 館岡が立ち止まり、住宅に挟まれた細い通路を指す。奥には単身者向けのアパートが見えていた。朝晩前を通るここに館岡の友人が住んでいるとは、平川としても初耳だった。 「平
恋まではあと三分 街路樹のイチョウが黄色く色づいてきたのに気づき、平川は軽く足を止めた。 扇形の葉が、高く澄み渡った空を背景に、そよそよと揺れている。秋だなぁ、と思ったと同時に、ひんやりと乾いた風が、スーツの襟元を吹き抜けていく。 思わず身震いしてしまう。晴れているし近場だからと上着を着てこなかったのだが、油断した。道行く人々を見れば、早くも薄手のコートを着込んでいる姿も多い。 早めに戻ろう、やらなきゃいけないこともあるし――と平川は足を速め、ワンブロック
新刊は『love and eat』 特設ジャンル「グルメ」で申し込んでいるので、食べ物がアクセントになっている短編集を書いてみました。 こちらが表紙です。イッツシンプル。 コミコミスタジオ様で予約が始まっています。 イベントに来られない方はこちらをご利用ください。 今回は短編集ということで、いろんな方にお手に取っていただけたらいいな〜と思い、委託の販売価格とイベントでの販売価格を同じにしております。 北のテイストを知りたいという方、お気軽にどうぞ。 次の記事から試し読
2024年9月23日(月・祝)開催のJ.GARDEN56に申込みました。 今回は特設ジャンル「グルメ」で参加します。 飲んだり食ったりしながら仲を深めていく男たちの短編集を出したい所存です。今頑張って書いています。 コミコミスタジオ様に委託もしますので、通販派の皆様はぜひご利用ください。 新刊の他、既刊もすべて持っていきます。 いつもお隣にいるエナリユウ先生が今回不参加なので、一人でモゾモゾしていると思います。お気軽にお声かけください。
当サークル「雪灯里」にお運びくださった皆様、どうもありがとうございました! 当日の机の上はこんな感じでした。 (『将校〜』の文庫とアクリルコースター、見て行ってくださる人がたくさんおりました。うふふ。欲しい方はコミコミスタジオ様でぜひどうぞ!) 新刊も前回の新刊も、とてもよく動いていたので嬉しかったです。既刊も「まだこれを買っていなかったので……」と手に取ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。どうもありがとうございます。 複数の本の購入や、サインや握手をお求めくだ
予約ページはこちらです。 (申請して1時間くらいで予約が始まったのでビビりました) 販売開始はJ.GARDEN55当日の、2024年3月10日の予定です。 イベントに行けない方、電子書籍派の方、どうぞよろしくお願いいたします。 アンリミ会員の方は無料で読めます。 電子版の表紙はこちらです。 (紙本の表紙に作者名とレーベルロゴを入れてR18表記を外しただけです)(二次創作をやっていた頃の名残で、紙同人誌の表紙に作者名を入れるのをつい忘れてしまいます……) 〈収録作品〉 全
2024.3.10開催のJ.GARDEN55のお品書きです。 ちょっと早いのですが公開します。 ☆新刊☆ 『桜花爛漫 将校は高嶺の華を抱く 番外編集』 A6サイズ/本文76ページ/R18/イベント販売価格500円 〈収録作品〉 全4編+おまけ 「桜花の褥」(冒頭の試し読みはこちら) 隠れ家的料亭で二人でお花見する話。 「金色の手綱」 高城が副官になったばかりの頃のある日のひとコマ。 「紫陽花の宿」 久しぶりに仕事を早上がりした高城。宿舎の部屋で一人ですることといえば?
「酔いましたか」 「……酔ってなどいない」 綾瀬はかぶりを振ってみせるが、呂律も少々怪しくなっている。酔っ払いの手本のようなその反応に、正直に苦笑が込み上げてきた。手酌だったので気がつかなかったが、徳利はすでに空になっているようだ。 「少し、横になりますか?」 「なぜだ? 酔ってはいないと言ったろうが……まったく……」 卓を回って相手の横に膝をつくと、綾瀬はむうっと口許を尖らせて反論する。さらには唐突に、 「高城、貴様は、いつもいつもそうだな」 赤らんだ眦でこちらを不満
桜花の褥 「——、……見事ですね」 庭に向けて開け放った障子、その先に広がる光景を前に、高城は、ほう、と吐息をこぼした。言葉を失うほど美しいとはこういうことかと、感に打たれて立ち尽くす。 「だろう? ああ、今年もよく咲いているな」 横にいる綾瀬もほほ笑み、同じように、目の前で咲き誇る桜の古木を眺める。 今が盛りとばかりに薄桃色の花をつけたその木は、細枝を重くしならせ、白い小さな花弁をはらはらと辺りに振りこぼしていた。根本はすでに散りしきった花びらでいっぱいで
新刊は、商業作『将校は高嶺の華を抱く』(キャラ文庫)の番外編集です。 紙本の予約ページはこちらになります。 宣伝画像も作りました。 電子版(Amazon Kindle)についてはもう少しお待ちください。イベントの前日くらいに申請する予定ですので、販売が始まったらこちらでもお知らせします。 試し読みはpixivに上げていますが、こちらのnoteでも、次の記事から読めるようにしておきます。内容はどちらも同じです。 昨年のアンケート結果のとおり、コミコミ様には気持ち多めに納
今年は、同人誌2冊、商業本を1冊出すことができました。 ☆2023年4月2日 J.GARDEN53発行(同人誌) 『リンゴと恋は落ちるもの』 ☆2023年10月8日 J.GARDEN54発行(同人誌) 『悪い仲間 -Mara Junta-』 ☆2023年10月27日発売(商業文庫) 『将校は高嶺の華を抱く』(徳間書店キャラ文庫) ※コミコミスタジオ様で有償特典アクリルコースター有 ※noteにおまけSSあります。 北の商業本はこれで4冊目となります。 2019年にデビ