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母子登校の始まりはこれかも?よくある4つのきっかけとは

ほど支援者として母子登校をしているケースをたくさん見てきましたが、それぞれのケースで母子登校に至るケースは本当に様々です。
ただ、小学校低学年の母子登校のケースの中では、母子登校になるきっかけの中でもよく見受けられるものというのはいくつか挙げられます。

今回は支援の中でもよく見られるきっかけを4つ挙げたいと思います。

①担任の先生が叱る様子が怖い
小学1年生ぐらいのクラスですと、授業中に立ち歩いてしまう子、しゃべってしまう子などはまだ多く統制を取るために先生が大きな声で叱るという方法を取られることがあります。これ自体は仕方ない部分も多少あるのですが、先生によってはその頻度が多すぎるということも中にはあります。私が見てきたケースでは、実際に担任の先生に強く叱られたから母子登校が始まったケースは少ないです。お友達が先生に叱られている様子を見ていて不安や恐怖が高まり、結果的に「学校怖い」となり母子登校がスタートすることが多くみられます。

②クラスで嘔吐した様子を見てしまった
不安に対して敏感なタイプのお子さんに多く見受けられます。お子さん自身も嘔吐をした時にしんどい経験をした子が、学校のクラスで給食の時間などに他のお友達が嘔吐してしまった様子を見てフラッシュバックのような形になってしまったというケースはあります。

③発表が苦手
学校生活の中では、何かと発表する機会は多いです。学校にもよりますが、日直になると発表をしなければいけないという学校もあり、グループワークで発表するという機会が増えているようです。発表が苦手な子にとって、発表の機会が多いと「学校嫌だ」となることは多く、その苦手なものから自分を守るために安心できるお母さんを側に置いておきたいと捉える子も多いです。

④体調不良
コロナ禍以降、大事を取って学校を休ませるという選択を取ることも増えたと思います。ただ、その結果子どもが思う以上にお休みが続いてしまうこともあるようです。1日ぐらいであればそんなに問題ないかもしれませんが、お休みする経験が少ない子からするとそのたった1日のお休みですら、その次の日学校に行くことが怖く感じることもあります。お休みの日が続いた子ども達も同じ感覚になることは多く、学校を休むことで子どもの不安が助長されることもあるということは知っておきたいところです。

この他にも母子登校に至るきっかけを挙げればきりがありませんが、代表的なものはこの4つになるでしょう。
もしかすると、この記事を読んでいただいているご家庭の中には、ここに挙げたきっかけで母子登校になったというご家庭もあるのではないかと思います。

どうしても母子登校をしているご家庭は、他のご家庭の情報を得難いところもあります。
私の記事で「私だけじゃないんだ」や「こうやって解決したケースがあるんだ」などと知っていただけるといいなと思います。

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