スージー先生

不登校・母子登校の支援を行っている支援者です。 多くのご家庭を見てきた立場だからこそ話…

スージー先生

不登校・母子登校の支援を行っている支援者です。 多くのご家庭を見てきた立場だからこそ話せることがあると思い、ここに綴ります。 不登校・母子登校・親子関係に悩む親御さんのサポートや、復学に向けての具体的なサポートなど全国の子ども達に直接会って直接カウンセリングしています。全国対応!

最近の記事

「先生が怖いから始まった」母子登校のケース②:母子登校をしたから見えてきた学校の様子

(小学校1年生、教室まで付き添う形の母子登校、Aくんのケース) Aくんのお母さんは、母子登校をする中でこれまで見えてこなかった学校の中の様子がよく見えた・わかってきたとおっしゃいました。 下駄箱まで付き添っていた頃に感じたのは、我が子だけではないという事実でした。 Aくんだけでなく、クラスのお友達や、他のクラスのお友達・2年生など親御さんが学校まで付き添われているご家庭があったということでした。 それはお母さんご自身が子どものころに比べると圧倒的に数は多く、毎朝親御さんと

    • 「先生が怖いから始まった」母子登校のケース①:母子登校が始まる流れ

      今回は、小学校1年生の男の子Aくんのケースをご紹介します。 Aくんは小学校入学した直後は順調に登校できていました。 しかし2週間ほどたった時からAくんから「学校怖い」「行きたくない」という発言が見られ、学校を行き渋ることが増えたようです。 理由を親御さんが聞いてみると、「先生が怖い」ということでした。 Aくんはのんびりな性格から準備などに時間がかかることが多かったようです。それを先生に指摘され怖かったこともあったようです。 親御さんとしても「それぐらいの注意はあるよね」とい

      • 母子登校の始まりはこれかも?よくある4つのきっかけとは

        ほど支援者として母子登校をしているケースをたくさん見てきましたが、それぞれのケースで母子登校に至るケースは本当に様々です。 ただ、小学校低学年の母子登校のケースの中では、母子登校になるきっかけの中でもよく見受けられるものというのはいくつか挙げられます。 今回は支援の中でもよく見られるきっかけを4つ挙げたいと思います。 ①担任の先生が叱る様子が怖い 小学1年生ぐらいのクラスですと、授業中に立ち歩いてしまう子、しゃべってしまう子などはまだ多く統制を取るために先生が大きな声で叱

        • 不登校の数は増えているけれども、母子登校はどうなの?

          不登校の数というのは、毎年文部科学省がデータを取り発表されています。 文部科学省の2023年度『学校基本調査』によると、不登校の小学生・中学生は合わせて約30万人に達しています。 少子化が進んでいるというのに、不登校の数は年々増え続けている・・・。 その要因というのは様々あると思いますが、不登校に対する世の中の捉え方が変わってきたということは大きいと思います。 ひと昔前というと随分私自身が歳を取ってしまった感じが否めませんが・・・(笑) 私が支援者として駆けだした頃、つまり

        「先生が怖いから始まった」母子登校のケース②:母子登校をしたから見えてきた学校の様子

          母子登校の辛さは周りに理解されにくい

          「母子登校」という言葉も近年では珍しくなくなってきました。 数年前までは母子登校よりも「付き添い登校」という言い方が多かったかも知れません。 母子登校は不登校に比べるとお母さんさえ居てくれば学校に行ける状態ですので、周りからは「学校に行けているだけいいじゃない。」「今だけよ。そのうち子どもから来ないでなんて言われるわ。」と言われることも多いようです。 しかし、親御さんの負担という目で見ると、実際の現場では深刻な問題が多いなと感じています。 「母子登校」といえどその内容は

          母子登校の辛さは周りに理解されにくい

          不登校・母子登校の専門家スージー先生の自己紹介

          みなさん、初めまして。 スージー先生です。 私は某民間の不登校復学支援にて9年間支援者として親御さんや子ども達のサポートをしてきました。 今は独立し、支援者として新たなスタートを切っております。 私が従事してきた民間機関の創設者は、文部科学省の検討委員にも選ばれ今では大阪府の教育庁まで登りつめておられます。 民間機関で一緒にお仕事をされていた頃は、手取り足取りお忙しい中時間を取って直接ご指導いただきました。 元々、不登校などに関りがあったのかと言われると、そういうわけで

          不登校・母子登校の専門家スージー先生の自己紹介