(前回の投稿をお読みでない場合はそちらをお読み頂くと理解が深まります。)
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ナーディー・ショーダナ・プラーナーヤーマ(nadi shodhana pranayama)について①
●古代のヨーギーの身体感とナーディーが存在する場所の捉え方
今日、ヨーガを学ぶ人達の多くは解剖学や生理学を通して肉体に関する知識を得るが、古代インドにはこのような解剖学や生理学はなかった。
古代のヨーギーは、
スシュムナー、イダー、ピンガラー、などのナーディーは5つの鞘(パンチャ・コーシャ)の中のプラーナ・マヤ・コーシャと呼ばれる微細身にあると捉えていた。
●5つの鞘(パンチャ・コーシャ)とは?
人間の身体を構成している5つの鞘はそれぞれ次元の異なったエネルギーで、これらが重なり合っていて、それは例えば、ちょうど同じ大きさの透明セロファン紙を重ねて置いたときのように、ちょっと見ただけでは一枚の紙だが、実際は幾重にも重なっているようなもの。これら5つの鞘はお互いに関連していて、一番外側の鞘が刺激されることにより、次の内側の鞘に影響が与えられ、5つの鞘は内側に向かえば向かうほど微細なものになると言われている。
次回続きは、「3つの身体(トリ・シャーラ)」について、お話しさせて頂きます。