【V】健康サプリメントで健康になれないのは何故?
(※注:今回は健康サプリメントを取り上げておりますが、全てのサプリメントが記事内にあるような製法ではありません。また、個人のサプリメントのご利用を阻止する意図はございません。サプリの利用に関しては個々でご判断ください。)
突然ですが、あなたは健康サプリメントは何か使っていますか?
現在、サプリメントは日本人の約3人に1人が使っており、月平均使用額が1人あたり約25000円だそうです。
にまんごせんえん……。
これが多いか少ないか、人それぞれ感じ方は違うでしょうが、私が
「うっわ、高!まじで!?」
と叫んでしまったのは内緒です。
まいけるの月のお小遣いの○倍やないかw!
日本人ってほんとにサプリメント好きですねぇ。
サプリメントを使うのはもちろん自由です。ただそれがどうやって作られているのか?とか、意図とかを知っている人間からすると、いろいろと思うところがあるわけです。
あくまで私個人の持論であり、別にサプリメントの会社や製薬企業を敵に回すつもりはございません。
が、一言ものもーす!的な内容になるので、許容できる方だけ、お読みください。
ではでは、今回もよろしくお願いします。
おくすりやさんで働いていたので
私は以前薬局で働いていたので、どちらかというとサプリメントも「売り手」側の人間でした。
約20年前になりますが、当時は健康ブームに火がつきかけの頃です。まだブームではありませんでした。
今から考えると意外かもしれませんが、サプリメントコーナーは隅っこに申し訳なさげにちょこっとある程度。お店は専ら「医薬品」がハバをきかせていたwのです。
お客さんによってはサプリメントなんて勧めたら、怒る人もいたくらいです。
「もっとちゃんとしたクスリばくれんね!」
うーん、サプリもちゃんとしてるのはちゃんとしているんですけどねw。
面白いのは、当時の製薬会社。
製薬会社の営業担当の人は全員、サプリメントは全否定でしたw。業界大手の〇〇製薬は特に、すごかったなぁ…。(さすがに実名は出せませんねw)
あ、小林製薬さんではないです。
お店に並んでいるサプリを一瞥して、
「こんな効果のあやふやなものが売れますか?ちゃんと医薬品として認められているクスリを置いとかないと、ダメですよ!」
このようなことを宣われておりましたw。
その数年後、サプリが売れると分かるや否や、慌てて製薬会社もサプリメント業界に手を出すことになります。恐るべき、手のひら返し。
今では〇〇製薬さんも毎日ようにサプリのCMを見ます。
「どの口が言うとるん?」
と私が言いたくなるのは仕方ないでしょw。
おっと、製薬会社を敵に回しかねない内容になっていますね。申し訳ございませんもうやめます!
とにかく、「おくすりやさん」というのは儲かるんです。経済を否定はしませんが、中身の無い仕事は嫌にもなります。
「これでは病気は治らないなぁ。」
私が早々に医療や薬業から手を引いたのは、そういう理由です。(あくまでまいける個人の考えです)
ヒトは自然物
さて私はそれから今の妻との出会いなどがあり、(このあたりのお話は以前しましたね)「食べ物」の方へと舵を切りました。
東洋医学や千島学説、その他の自然科学などで学ぶうち、ひとつの真実にたどり着きます。
「そうか、ヒトもまた、自然界の一部なんだ。」
当たり前のことなのに、それが当たり前と気付いていなかった自分に愕然としました。
私は自分の持論を「ベジタス持論」と称してnoteでも展開していますが、実はその本質は非常にシンプルです。
ヒトは自然物。だから、同じ自然物で生き長らえ、不自然物で病気になる。
ただ、これだけです。
一般的に「クスリ」や「サプリメント」は不自然物です。自然界にあるものをそのまま使用した製品はごくごく一部に過ぎません。
とはいえ、科学薬品や医薬品の効果が素晴らしいことも認めます。ひとつの医薬品を開発するのに多くの人が苦心惨憺され、膨大な時間やお金をかけて作られていること、百も承知です。
ただそれでも、これらの素晴らしい効果はあくまでピンポイントに限ります。薬効が症状にピタリとハマった場合に限り、絶大な効果があるのです。
私は費用対効果などを考えるに、これはちょっと割に合わないなぁ、と思ってしまうのです。
医薬品はあくまで緊急時のみに使用すべきであり、常用するものではありません。
健康維持や軽度の病気であれば、自然物で改善を目指すべきです。
自然界で物質は「単体で」存在しない
せっかくなので、もう少し噛み砕いて「科学的に」解説してみましょう。
例えば「カルシウム」。
以前お話したように、生物にとって最も重要といえる栄養素となる物質ですが、自然界でカルシウムが単体で存在することは決してありません。
たいてい乳酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの化合物体として存在し、さらにそれがいろいろな物質とごちゃまぜになっている。それが、自然界に存在するカルシウムです。
もちろんカルシウムに限らず、他の物質もしかりです。
サプリは何か素晴らしい効果があると分かった物資を、これでもかと純度を高めて配合されているものがほとんどです。
なるほど確かに原料は自然物から作ってあるのかもしれません。でも、そこからひとつの物質を選りすぐって集めた時点で、もうそれは不自然物です。
サプリを摂ると、自然に食べる時には絶対にありえないバランスで、栄養を摂ることになります。
たまにならまだしも、これを毎日摂ろうものなら、肝臓や腎臓はひとたまりもありません。それでも頑張るのが、臓器ですがw。
例えば私が「カルシウムを摂ろう!」と考えた場合、私が食べるのは「塩」です。
人体にとって、カルシウムだけでなくあらゆるミネラルが豊富でバランス最強wなのが「塩」だからです。
「塩」のお話は次回にしようと考えているので、今回は飛ばします。
効率を考えるのは重要かもしれませんが、「食」にそれを適用しようとするのは、私は賛同できません。
やはりヒトは自然物。だから、自然な物でないと、健康は維持できないのです。
私が医薬品やサプリメントなどを極力摂らないのは、以上の理由からです。
やっぱり、食事が基本。
食性、適食を守り、適量を食べる。
それだけで充分に、ヒトは健康に天寿を全うできます。そのように、できています。「にまんごせんえんw」も、不自然物に使うのは勿体ないと思ってしまうのです。もちろん個々の自由ですが。
食の本質はシンプルです。
あまり複雑に考え過ぎないようにお気をつけくださいね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。
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