学習のまとめ2022(MBA1年秋学期)
こんばんは。今回は半年に一回の学習のまとめをやります。前回は履修科目とその内容をふわっとぼやかして書いたんですが、それだと後進の役に立たないよな…と思ったので今回はもう少し詳しく書いてみます。
履修科目
①マーケティングリサーチ論
その名のとおり、マーケティング施策を作る際の調査方法を勉強する科目です。分析手法はプログラミング言語のRを使った統計分析なので、前半はRでいくつかの統計分析を学習しました。
後半は調査実習です。テーマ決め→インタビュー→インタビューをもとに仮説を立てて→アンケート作成&配布→集めたデータをRを使って分析→発表、という流れでした。最後の発表以外にも中間報告があって、その都度先生や他の学生から質問・アドバイスをもらえるので丁寧な内容だと思います。とはいえ統計分析の結果はまったく有意にならず散々なものでした…
(;´・ω・)
先行研究の質問項目や尺度を使えば上手くいきやすいとは聞いてましたけど「ほんそれ」でした。とはいえリサーチを一通り経験できたのは良かったです。ちなみに、最低40サンプルでいいのに「修論の練習だ!」と無駄に意気込んで270近くサンプルを集めたアホはこの私です。
授業の終盤で実務のリサーチャーの方が来て「リサーチャーとは企業ではどのような立場なのか」といった講演をしてくれましたが、これが超面白かったです。来年(もう今年か)もその回だけリサーチ論に出たいくらいです。
②技術イノベーション
これは他の研究科に遠征して受講してきた科目です。日本の製造業を中心としたイノベーション(技術革新)にまつわる内容でした。授業の流れとしては先生が一通りを講義をやって最後に課題掲出。課題をいくつかに分けたグループでそれぞれ話し合って意見をまとめて翌週にスライドと共に発表、という流れでした。終盤にイノベーションとは全く関係ない、先生のお友達風な方が来て健康経営の講演をやってくれましたけど、内容は結構面白かったです。最後に授業のまとめとしてレポート提出がありました。
③人的資源管理論
これも他の研究科に遠征して受講してきた科目です。人的資源管理論は通教の時にも単位は取ったんですが、リポ単だったのであまり内容が身についていなかったのと、修論テーマが人事制度にも関わるものなので受講しました。正直あまり期待していなかった科目でしたが、かなり良かったです。先生の研究データ(現地訪問とインタビュー)を交えたお話が面白かったんですよね。これはぜひ他の学生さんにもお勧めしたい…と思っていたのですが、この先生は今年度で退職され別の機関に行くそうです。とても残念。。。
授業の流れは、先生の講義の間にグループディスカッションを2回挟んで、授業終了後にレポート(毎週)と、最終レポートの提出がありました。
④ワークショップ
うちの研究科では実務家教員の授業をワークショップと呼ぶようです。組織変容を土台とした企業変革(授業内では「なりわい革新」と呼んでいた)を大きなテーマに据えて、毎回異なる実務家教員の方がそれに沿った話題を講演し、後半の時間でグループワークと発表をやる、という流れでした。個人的にこの科目はあんまりおもしろくなかったので内容をほとんど憶えていないです。実務家教員のわりに講演内容が概念的なものが多く分かりにくかったんですよね。原則必修ということで他の取りたい科目を諦めたうえで履修登録したので余計に残念というか…次年度の学生さんにはおススメしたくないなというのが正直な感想です。でも人によってはとても満足された、来年も受講したいと言っている学生さんが多かったので私の意見は外れ値だと思います。
⑤(聴講のみ)マーケティングサイエンス論
…で、ワークショップの代わりに諦めたのがこのサイエンス論でした。それでも履修登録をしない「聴講」という形で参加しました。課題提出も自由だったので論文輪読を2回くらいはやったかな。最終課題は超繁忙期のタイミングと重なったのでさすがに出来ませんでしたが。
授業内容はリサーチ論と同じく統計分析を行いますが、こちらは分析に特化した内容です。代表的な統計手法を先生が説明して、演習をやる。その日に学習した手法を用いている論文を自分で選んで読んでスライドにまとめて翌週に報告する(論文輪読)、という流れでした。
履修科目のまとめ
今期は4科目12単位を履修しました。春学期よりちょっと少な目でしたが仕事が忙しい時期なので抑えておいて正解でした。それでもクリスマス週は疲れで右腕が上がらなくなったので、職人生命の危機みたいなのを感じて授業を1回休んでしまいましたが(結果的にはただの筋肉痛でした(笑))。
各科目の課題の量も春学期より少なかったかなぁ。毎週課題のある生活に慣れただけかもしれません。
授業以外のできごと
授業以外のこととしては、海外の論文雑誌に投稿している先生の講演と種論プロポーザルがありました。
先生の講演のほうは縁遠い話かなと思ったのですが、論文投稿の苦労話だけでなくトップジャーナルの探し方(どの雑誌がどのくらいの位置づけなのか)を教えてもらえたのが収穫でした。ベテラン研究者間では一般的なサイトだと思いますが。。
修論プロポーザルのほうは、要は研究計画の発表ですね。計画書の内容はテーマ、問題意識と研究背景、研究手法、予測される結果、といった感じで非常にざっくりです。私は夏くらいにはテーマを決めることができたのですが、そこからは何もせずだったので計画書作成に意外と時間がかかりました。でもなぜか資料提出は他の誰よりも速かったっていう謎現象…
発表の日は人数が多かったので流れ作業のように発表するだけして教室から追い出され(笑)、しばらく音沙汰はありませんでしたが、今日指導教員となる先生から連絡がきました。いよいよだなーって感じです。
まとめ
今回は学習のまとめということで、秋学期にやったことをつらつらと書いてみました。来年度は修論のゼミと不足している選択科目の単位修得が中心になります。そもそもゼミってどんなことをするのだろう…
今日から実質的な春休みが始まったので国会図書館で漫画を読んだり、最近気になってる学問バーにも行ってみたいです。先行研究をほとんど読めてないので論文も読まんとな。とりあえず4月に入るまでは先生にあおられない限りのんびりしたいと思います。
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