
暑い夏 眠れぬ熱帯夜
近所のおじさんおばさんたちが口を揃えて「暑いねぇ」と言ってくる。こりゃたまらん暑さだ、なのだそう。
天気アプリで気温を見ると、32℃前後。まあ暑い。暑いっちゃぁ暑い。
でも去年の8月に40℃近くまで気温が上がった時に比べたら、それほどでもない。海からの風も吹いているし、日陰へ入れば暑さも和らぐ。
みんな去年のあの猛暑を忘れちゃったのかしら?こんなのまだ序の口なのに。。。
今年は6月に入って急に暑くなり、その後で1週間ほど涼しい日が続いた。そして6月後半からグングンと気温が上がって夏日が続く。
日本からの便りに37℃とか39℃とか書いてあるのを見ると、32℃なんて大したことのない暑さだと思うけど、日本ほどエアコンが普及していないフランスでは不快指数高めの暑さになる。
そう、何が暑いって、夜の気温が下がらないのが暑い。
ここのところ、今私の住んでいる南仏の夜の気温は26℃~29℃を差している。エアコンがなかったら暑くて寝苦しいのは当然。そして夜にしっかりと眠れなければ昼間の暑さが身に染みる。そういうことだ。
エアコンを持っていない人がまだ大勢いるってことか、それともエアコンが設置してあったとしても点けっぱなしにして寝る人が少ないのかもしれない。それか逆に、エアコンに依存し過ぎて、夏バテしてるとか?
ウチでは寝る時はエアコンを切るか、タイマーを2~3時間後に切れるようにセットしている。寝入ってしまえばこっちのものだと思っているから。
だけどやっぱり寝苦しくなって起きてしまうことがある。
一度起きてしまうと、部屋中に漂うじんわりとカラダにまとわりつく生ぬるい空気が私をなかなか眠らせてくれない。仕方がないのでまたタイマーをかけてエアコンを点ける。
こーゆーのっていわゆる「イタチごっこ」ってやつなのかな?タイマーが切れたらまた寝苦しくなって起きる。そしてまたエアコンのタイマーを入れる。それを何度か繰り返しているうちに徐々に辺りは薄明るくなり、気付いたら夜が明けている。
熱帯夜に熟睡できる人がうらやましい。上手く眠れる方法を知っている人にコツを教えてもらいたいものだ。
ここ数年、フランスの夏は汗ばむ季節になった。
以前はそれほど汗をかくようなことがなかったのに、ここ数年、夏になる度に私はグッダグダに汗をかく。特にたくさん歩いた後に日陰に入ってひと息つくと、ブワァ~と汗が噴き出してくる。
カラダに溜まった熱が一気に放出されるように。
まだ7月だというのに。
8月はもっと暑くなるのかな?
せめて夜くらいはぐっすりと心地よく眠りたいものだ。