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「美味しい」って言葉が私を料理好きに育ててくれた
551風に惹かれて豚まんを初めて作った。
パン作りは何度かやって成功率低めだけど、肉まんならいけるだろ!と謎の自信があった。
失敗をしないように、YouTubeを見返して紙に書き起す。
さらに、寒さが天敵だと考えたので、室温で放置は無視して、玉ねぎを温めた後の電子レンジの中で放置にした。
1次発酵…成功してる。生地の切り分けがものすごく楽。ベタつかなく、スパッと切れる。
さぁ丸めて、ベンチタイムして生地を伸ばす。
上手く伸ばせない!!
かなり不格好だ。
とにかく餡を包もう。
包み方のイメトレは完璧だ。
だが、問題発生。
包む耳?の部分に餡がつく。
餡がつくと包みが取れやすいってYouTubeで言っていた。
餡が多いのか?
いや、耳?の部分が狭すぎる!
生地を伸ばす時に外側を薄く伸ばすのが、テキトーにやっていた。
多分…1cm程度薄めの部分を確保しなくちゃいけない。
もう戻れない(めんどくさい)ため、気合いで包む。
何とか包んで、あとは2次発酵と蒸すだけ。
膨らまないとかないよね?
カッチカチの肉まんの未来なんて嫌だよ。
蒸し終わって、運命の対面。
しっかり膨らんでる!!!!
包みも取れてない。
作業時間2時間&初の手作り豚まんのお味は、想像の100倍の美味しさになって帰ってきた。
普段白いフワフワ部分しか食べない娘が豚まんとして2個平らげ、「明日の朝ごはんに食べるの!」と余った豚まんを確保するほど。
どんなに手の込んだ料理を作っても、初めて作ったピーマンの肉詰めを超えるものは無いという主人が「(私の手料理ランキング)上位に食い込むくらい美味しい!」と絶賛した。
自己満で作った料理でも、美味しい美味しい言われたら、次はもっと美味しいのを作ってあげたいと思う。
自分で自分を褒めるとか、自分が良ければ良いじゃない?も分かるけど、料理は作ってくれた人の時間と手間に対して「美味しかった」って言葉は欲しい。
スマホ片手に無言で食べられたり、当たり前にご飯があると思っている姿を見ると料理をする気は無くなるし、自分の時間を無駄にした感がして悲しい。
嫌だったな…あの時期。
その悲しい時期を知っているから、「美味しい」って言葉が私の料理熱を上げてくれるのかもしれないな。