今日も、娘に毒を盛りました。
わたしの毎朝の日課。
娘がごくんと飲み込むのを見届けると、ああひと仕事したなあという気持ちになる。
最初に、毒をの下処理方法をご紹介します。
①粉薬をラップの上に全て出し、シロップをスポイトを使って吸い上げる。
②スポイトをそーっと握り、シロップを1〜2滴だけ粉薬の上に落とす。
③粉薬とシロップを、爪楊枝で少しずつ合わせて、こねていく。
④爪楊枝で、まとめておく。
2歳9ヶ月の娘。大好きな苺。食べるに違いない。今日も苺にしよう。
⑤半分に切って、包丁で真ん中を切り欠いて、くぼみを作る。
(切り欠いた部分は、とっておく)
⑥こねた薬を爪楊枝を使って、くぼみにいれる。
⑦切り欠いた部分に、とっておいたフタを被せる。
⑧何事もなかったかのように、小皿に盛ったら完成。
こねる時に使った爪楊枝も添えておく。
何も知らない娘。朝ごはんが並ぶ机。
今日は小さく切ったトースト、ブロッコリーと卵のサラダ、はちみつのお湯割、毒盛り苺。
「どれからたべようかなああ」と楽しそう。
案の定、苺から食べた。ペロリと食べた。飲み込んだ。爪楊枝も舐めた。
ふう。。これで任務完了。
娘に気付かれないように食べ物に薬を仕込むって毒を盛ってるみたいで、
しかも毎日毎日、毒盛りスキルが磨かれている気がします。
入院中、薬を飲ませるのにめちゃくちゃ苦労しました。
看護師さん3人がかりで娘を押さえ、スポイトで口に流し込むんだけど
全部吐くということが何回もあった。
治療のために絶対に必要な薬で、どうしても飲んでもらわないといけなかった。
ただ、大人用の薬を細かくするしかないようで、苦味もあるし
熱が高くて体中しんどかった記憶があるから
普通に飲ませることが難しい。
試行錯誤しているうちに、こねてまとめて、しれっと好きなものに仕込む。
という方法が編み出された。
多分、お薬はまだまだ何ヶ月も続くので
ママの毒盛りスキルはさらに向上していく気がしてます。
(きれいに薬がまとまると、嬉しく感じるようになってきた)
建築学生時代に模型を作りまくっていたおかげで、細かい作業は得意です。
どんな経験も、思わぬところで役に立つんだなと思うし、
どんなことにも自分の楽しみを見つけていくことって大事だなと思ったのでした。
2023/02/02 響花
気持ちと空間で、心地よいを研究するママ一級建築士です。
等身大な自分で、素直な気持ちを発信中。