2024冬・函館:フォト旅行記②―吹雪の洗礼、魚さんこで舌鼓
二日目は知内温泉からバスと電車を乗り継ぎ、函館へ向かいます。道中は激しい吹雪となりました。
本日の天気予報は、「吹雪」
朝、障子を開けると…
昨日は道路が見えていたのに、もう何も見えない…驚きながら今日の天気予報を確認。
風速13m?あまり見たことのない数字に想像つかず…無事に函館まで着けるのかしら?と少々心配しながらチェックアウト。「冬は運が良ければシマエナガが見れるんですよ」と旅館のスタッフさん。シマエナガ用鳥小屋も最近設置したそう。雑談を交えながら、バス停まで送ってくださいました。
いさりび鉄道「上磯駅」へ向かうバス
地元の方の運転は安定感がすごいですね。こんなに雪道なのに…尊敬します。この後はバスと電車を乗り継ぎ、函館を目指します。
経験したことがない雪の量を前に、心もとない気持ちでバスを待っていると、定刻通りにバスが現れました。すごい。
一時間半ほどの乗車時間。段々と雪も激しくなってきます。
上磯駅到着。雪で視界が埋まる
雪をものともしないバス。定刻通りに到着しました。
同じバスに杖をついたお年寄りの方がいらしたんですが、私たちの十倍のスピードで歩いてました…。恐るべし、道産子パワー。
たどたどしい足取りで駅を目指します。雪も風も大分激しくなってきました。移動は大変ですが、こういう新しい経験は本当にわくわくします。
いさりび鉄道乗車。函館に到着
いさりび鉄道車内については、今夏のnoteに書いた通り、昭和で時が止まったかのような世界観。頼もしい加速が安心感を与えてくれます。こんな雪の中、なんで動くんだろう…。乗客は私たちと、地元の方が一人。
函館駅に着く頃には吹雪に変わっていました。前が見えないほどの雪と風。逆にテンションが上がります。
駅のエントランスは、飛行機の欠便で帰れなくなった旅行者で溢れていました。こんな中でも電車とバスは定刻で動いているんだから本当にすごい。頼りになります。
お昼ご飯は「しなの」塩らーめん
時刻は13:00過ぎ。お昼は駅前にあるラーメン店「しなの」に伺いました。
吹雪の中を移動してきた私たちにとって、店員さんの元気な挨拶が沁みる…。ラーメンはしっかりとしたコクを感じるスープがおいしかった。シンプルなのが少し懐かしい感じ。夏に行った「四代目」はさっぱり、「しなの」はしっかり、という印象。
身も心も救われました。
JRイン函館にチェックイン
今回は函館駅の脇に位置する「JRイン函館」に泊まります。2020年開業の新しいホテル。モダンな雰囲気のロビーに鉄道グッズが並んでいます。
部屋についたら、今までの緊張が解けたのか夕飯の時刻まで昼寝してしまいました。
吹雪の晴れ間、居酒屋「魚さんこ」へ
時刻は18:00前。吹雪は降ったり止んだりを繰り返していました。
どこもお店を予約していなかったので、晴れ間に人気店「魚さんこ」へ直接向かいます。
運良くカウンターに着席。この後来たお客さんは断られていたので、本当にすごい人気ぶりです。この吹雪で満席とは…。
まずは函館名物のイカ刺し。そしてザンギを注文。
その場で〆て出されるイカ刺し。寒天のような透明感。歯ごたえが抜群でした。出されたときにはかなり動いているので「生き物をいただいているんだなあ」と思ってしまいます。名物だけあって、とてもおいしかったです。
ザンギは赤ちゃんの拳より大きいサイズ。しっかりした味付けがおいしい。
そして焼き牡蠣とイクラのおにぎりを追加。
東京・日比谷公園の海産物フェスで食べた焼き牡蠣、あれをおいしいと思っていたけれど、これを食べてしまったらもう戻れない気がする。牡蠣の旨味がすごーく濃くて、知ってしまった感がありました。
大人の拳より大きい、鉄球のようなイクラのおにぎり。中にはイクラが本当にたくさん入っていました。ごちそうだあ。これもほんとおいしかった!
脇役のポテトサラダもジャガイモ感強めでおいしかったです。
暴風雪の中、ホテルへ帰る
一日目に続き、はち切れそうになった胃を抱えホテルへ帰ります。外は目が開けられないほどの吹雪。
あまりに日常離れした天気に、お酒が回っていたこともあって大はしゃぎ。どんなアトラクションより楽しかった思い出。
三日目へ続く
部屋に帰り、テレビを点けると「二年ぶりの暴風雪」とのこと。北海道でも少し珍しい天気だったようです。
こんなレアな天気が体験できてラッキーだったね、と言いながら就寝。無事に帰ってこれたからこその笑い話。
厳しい吹雪も、部屋の中から見れば美しい夜景となりました。三日目へ続く。
一日目はこちら↓
この旅がとっても良かったので、2024年夏も函館に行きました↓
普段はXで写真などをポストしています。