とある電話により、「プチッ」と幸せを感じる話。
「なにが出るかなっ!なにが出るかなっ!チャラチャチャッチャチャラチャチャ」
これは小堺一機さん司会のトーク番組「ごきげんよう」で、トーク内容が書かれたサイコロを振るときに流れる曲だ。
事前にどんなトークが分かっていて、
「あの人の話、このお題で聞きたいなー」って時もあれば、
「この人、しゃべりめっちゃ上手いな!」って感じることもある。
超長寿番組「笑っていいとも!」のあとに続く30分の番組だった。
(2016年3月31日に終了)
わたしは在宅ワークが中心だからか、日々の感情が一定なのだが、
ある電話によりワクワク感と高揚感が一気にやってくることがある。
それは、
「ご予約していた本が、本日届いたので取りに来てくださいね」
わたしはドMなのか、この言葉を聞くととても昂る。
なにがって、
「あえて本の題名を言わないところ」だ。
わたしは、気になる小説はほぼ図書館で借りている。
ないものは予約している。
読んで気に入れば、購入している。
(世の作家の方々、すみません)
予約中の本は、常々平均6冊ほど。
6冊すべて待つ間に新たな小説が気になって、さらに追加で予約する。
そうすると、以前予約した本が届くというループなのだ。
人気の本ならだいぶ待つこともある。
最近だと今年の1月に予約した「ハヤブサ消防団」(池井戸潤さん)は、12月27日に届いた。
ドラマ化する前に絶対読みたかったのに、とんだ誤算。
(もはや、今、何を予約したかも忘れている)
つまり、わたしは図書館のシステム上で積読がある状態だ。
そんな中、
司書さんから本の題名を言われず、
例のブツが届いたと知らされる電話。
まさに、
「なにかな!なにかなーー!」状態。
ワクワクが止まらない。
1人で「ごきげんよう」状態。
小堺さんのようにサイコロの出た目(本のタイトル)を読み上げて、
お客さんが「〇〇の話を略して、△△〜」っという1人遊び。
(ハヤブサ消防団のときは、ふつうに「ハヤブサ~」とか言ってた)
突然そんな遊びができて高揚感が得られるのも、
届いた本のタイトルを言わない司書さんのおかげ。
あえて伝えない方向なのか分からないが、
あなたからの電話を、
そんなふうに待つ人もいますよ!っと声を大にして言いたい。
わたしのプチ幸せな瞬間なのだから。
そんな、
たくさんのプチプチッとした、
プチプチな幸せを見つけたり感じられたりできる心の余裕は、
来年も持ち続けようと思うのである。
「略して、プチしあ〜!(幸せ)」
無益ではございますが、
このnoteを最後まで見ていただいた方にとって、
来年もさらなる「プチしあ」が訪れますように♡
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