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35歳。4回転職したけど後悔のない私の転職体験記

これまで4回転職していて年齢に掛け合わせると短期離職で書類選考時ひっかかることが多い転職回数。
それでもこれまでの転職に後悔はない!と言い切れるのでこれまでの転職を記録してみようと思う。


経歴

1社目、高校新卒でメーカー企業の事務職を1年で辞める
2社目、Webコンテンツ運営企業のWebデザイナー(正社員)を2年半で辞める
3社目、ECサイト運営企業のWebデザイナー(派遣社員)を2年半で辞める
4社目、ECサイト運営企業のWebデザイナー(正社員)を1年で辞める
5社目、外資系ITコンサルのUIUXデザイナー(正社員)が現職で10年目

高校卒業して就職したので18歳から働いていて同じ年齢の大卒よりも会社員歴は長いものの、1年・2年で辞めている会社が多いので短期離職が多い印象。

1社目(事務職)

高校の頃なんて、働く上で自分が大切にしたいこととか、譲れない条件とか、そんなもの考えてもよくわからず、先生の話や友人の話を聞いて給与や休日の目安から、なんとなく就活し、就職先を選ぶ。
そもそも高校にくる求人は接客業か事務職がほとんどで、接客は考えられなかったので消去法で事務職に。

そこで働いているうちに、「事務職つまらない」という気持ちが強くでてきた。
高校でWebデザインの授業があり、それがすごく楽しかったのを思い出し、あれが仕事にできればいいなと考え始め、Webスクールに通うことに。

Webスクールに半年程通ってフォトショ、イラレ、コーディングを学びポートフォリオを仕上げ、転職サイトを使って転職活動を開始。
やはり未経験ということもありなかなかすぐに決まらなかった記憶があるが、なんとか正社員でWebデザイナーに転職。

2社目(激しめブラック企業Webデザイナー)

初めてWebデザイナーとして働くことができて、仕事自体は勉強になって自分のスキルアップになっていると感じていた。

が…。
この会社、かなりのブラック企業だった。たとえば、

  • 出会い系サイト・アダルトサイトで経営を回している状態だったがそれを隠して求人募集

  • その出会い系サイトがかなり悪質な手口でユーザーから金を巻き上げていた

  • 基本祝日出社だったが、なぜかその祝日分有給が使われる(祝日分自分の有給が減る)

  • 体調不良で有給使う時は、病院に行ったという証拠がないと有給使わせてもらえない

  • 祖母の葬式に参加すると言っても、忌引休暇使わせてくれない(家族というかおばあちゃんでしょ?と言われたまじで謎)

などなど、他にもあるけどこんな感じでかなりヤバめな会社であった。
そしてそんな会社なので、やはり働いている人も変わっている人が多かった。

そんな中でも、同じデザイン部署のメンバーは未経験の私に優しく教えてくれて、そこで本当にたくさんのことを学べた。この経験がなかったら今もデザイナーとして働いていないだろうと思う。

しかし、そのメンバーが辞めていき、とうとう私一人に。
これまで先輩デザイナーから学ぶことが多いので続けていたものの、居なくなったらなんのメリットもないので転職することに。

とはいえ、これまでひたすら出会い系サイトを作ってきてたため(笑)、どんな会社でどんなふうに働きたいのか自分の中で定まっておらず、さらに1回目の転職活動で大変だった記憶もあり、転職活動するにも腰が重く、一応派遣登録だけして正社員の転職活動もマイペースに行うというスタイルに。

そしたら派遣先がすんなり決まり、転職先が決まった。

3社目(ぬるま湯Webデザイナー)

この会社では運営しているECサイトに載せるバナーを作成したり、特集ページを作成したり、更新日が決まっているのでそこに合わせて動くルーチンワークのような感じだった。
前の会社とは違い、クリーンなデザインをしてクリーンな働き方ができることが新鮮だった。
派遣社員ではあったが、正社員と変わらないくらい仕事も任せてもらえた。

周りのメンバーもみんないい人で、話しやすく終業後飲み会が頻繁にあったり、人間関係も良好だった。

そんな感じで2年近く働いていると、「ぬるま湯に浸かってるな」という気持ちになってきて、当時20代前半ということもあり、少しのハードルなら頑張って乗り越えたい!もっとスキルアップしたい!という若々しいやる気がだんだんなくなってくるのを自分の中で感じ、これはやばいと転職を検討しだす。

そんな時、別部署の上司が会社を立ち上げるのでそこに来ないかと誘われる。
そんなこと滅多にないし、自分を誘ってくれたことが嬉しく、給与も少し上がるので迷いはあったものの、そこに行くことを決意。

4社目(誘われWebデザイナー)

立ち上げたばかりの会社で、人数も少なく、整備もまったく整っていない。
これまで働いていた会社と環境がまったく違うことになかなか慣れなかった。
仕事内容も前の会社と変わらず、デザイナーも自分一人だったため、スキルアップができる環境ではなかった。
誘ってくれた上司とは別に経営者がいて、かなりの暴君ぶりに最初から嫌気が差し、転職したことをずっと後悔していたことを覚えている。

とりあえず1年は働き、そこまで働いてまだ嫌だったら辞めようと思い続けてみるものの、日に日に嫌な気持ちは大きくなり、転職活動開始。

大手転職エージェントを2つ使って転職活動し、結構な数の会社を選考した。転職活動は大変だったが、当時の会社のほうが嫌すぎて、早く転職したくてがむしゃらに応募していた。

5社目:現職(外資系ITコンサルUIUXデザイナー)

外資系のITコンサルという、これまで全くかすりもしなかった業種へ転職。英語も話せないし、コンサルの仕事の仕方もわからないし、Webデザイナーで提案とか企画とか全くしてこなかった私がなぜ入れたのか、と不思議だったが、当時デザインチームを立ち上げたばかりで増員している時で、今考えるとタイミングも良かったのだと思う。

これまでと全く違う環境で働いていく中で、「飽きがこない」ということが自分にとってメリットだと感じた。
移り変わりが激しく、今までこの作業をしていたのに次は全く違う作業。
やったことのない業務もとにかくやる(やらされる)。

大変だけど、ぬるま湯よりは自分にとっては良いことなんだと感じて、転職してもう10年目。

正直何度か転職しようとしたことはあったものの、実行しなかったのは転職先と現職を天秤にかけたときに現職のほうが総合的にうまみがあったからだろうと思う。

後悔していない理由

デザイナーとしてスキルアップを続けてこれたというのはもちろんだが、私が転職を後悔していない1番の理由が、給与。
転職理由はそれぞれあるにせよ、給与が上がる転職というのは必ず守ってきた。
同じ会社に居続けていてもなかなか給与が上がらなかったり、あがっても微増だったりするとモチベーションも下がるし、働く上で譲れないものの中で誰でも給与は上位に入ると思う。

転職したい人へ

どうしても今の状況から抜け出したい!という気持ちがあれば、転職するべき。
抱えている悩みが会社の中で相談してなにかしらの方法(部署異動や配置転換など)で解決できる可能性があれば、まずは上司や信頼できる人に相談することが大事。
今はカジュアル面談をやっている会社も多いので、とりあえず話を聞いて転職のモチベーションアップするというやり方や、自分の市場価値を知るために活動するものあり。

まずは転職サイトなどで情報収集したり、履歴書や職務経歴書、デザイナーだったらポートフォリオを作って、転職活動に備えるところから初めてみる。
良い転職活動を!


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