統合失調症とは(文章中の画像は特に意味はありません笑)
私は海上自衛隊に約11年間勤務しました。
その途中今回のテーマ「統合失調症」という当時自分では重いと思っていた症状が発症しました。
最初の診断は、「神経過敏状態」でした。
その後徐々に回復するも、自ら薬をやめて無理をしてはまた発症し、大切な家族や友人に多大な迷惑をかけました。
自衛隊や現在通わせて頂いている病院のお医者様、看護師の方々、ご友人、家族には本当に感謝の言葉しかありません。
そしてこの感謝の気持ちを決して忘れず、世の中の精神的に辛い思いをしている方々の為にわたしのちょっとしたアドバイスを差し上げ、少しでも今この本を読んでいただいている方や身の回りの方々の気持ちが少しでも楽になって頂ければと思いこの本を書きました。。
是非最後まで読んで頂けたら幸いです。
統合失調症とは100人に1人がなる病気であるため、決して大袈裟な病気ではありません。私は精神科に5回入院させて頂き、この知識を得ました。正直当初はとても辛かったです。
この本を見て自分がストレスを抱え込んでいたり、周りの人が自分の悪口を言っている、神経が過敏になっている、心の声が聞こえる気がする、など思った方は是非この本を読んで頂きたいと思います。
気持ちがいくらか楽になると思います。
そして心のもやもや、幻覚、幻聴が気にならないように出来れば最高ですし、やれば出来ます!
まずは自分の気持ちに素直になり、自分を見つめてみましょう。
無駄なこと、嫌なこと、辛いこと、泣きたいことなど色々あると思います。
それを私は全て乗り越え、今に至っております。
今でも幻覚や幻聴、心の声が聞こえたりはしますが、特に気にしていません。そして自分が思っている以上に周りの人達は当事者に興味がありません。
ここがポイントです!
統合失調症の中でもその中の細かい症状があります。
幻覚、幻聴、妄想、神経過敏状態、心因反応など症状は様々です基本的な性格として、この症状になりやすい方は、真面目で人に対して気遣いができ、優しい人に多い気がします。
自分はこうしたいけど、あの人がこう思うだろうから、こっちの方が良いのに、というちょっとしたストレスやフラストレーションの行き先が全て自分の負担となり、病気になるケースが多いです。
まずは周りからの反応や注意されることに気づかなければいけません。
自覚症状が無いため自分は調子が良いと思っていても、実際には自身が思っている以上にストレスや問題を抱え込んでいる場合が多く、
その状況を見て周りの方は“それ”にいち早く察知するから、周りの意見を聞くことが大事です。周りの意見や、自分がそうかも!と思った方はとりあえず病院へ行き、精神科を受診するべきです。
それがまず最初にとる行動です。
統合失調症が発症した場合、または前兆が現れた時、
悲しんだり怖がったり、辛くなったりすることもあるかも知れませんが、決して重い病気ではありません。
先にも書いた通り幻覚や幻聴、妄想、神経過敏状態になり、怖い思いをすることもあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんが最初は言葉を覚えられないけど何度も繰り返し言葉を覚えていくように、病気も再発を繰り返すことで自分自身を強くしていけるのです。
その考えを持っていれば気持ちがとても楽になります。
ただ一回でお医者様の言うことをしっかり聞き、再発を防げることがベストですが。
またここでいう幻覚、幻聴、妄想というのは、家族や友人、または隣の席の人が間接的に話しかけている気がしたり、自分がアニメや小説、漫画の主人公なんだ!と思ったり、テレビと繋がってる感じがしたりするという現象です。
最近ではHSP(Highly Sensitive Person)という言葉が流行っていますが、それに近いものがあると思います。
治療方法は基本的には薬が良いと思います。
しかし自分の意思が重要になってきます。
なぜなら、この病名はそもそも心の病気で、尚且つ常に薬を飲み続けるのは当事者にとって相当な努力が必要だからです。
ただ金銭面が気になる方も多いと思います。そのような方の為に障害者年金や自立支援制度などのとても良いサポートが受けられるようになっているので、家族や医師、その病院の相談係に相談する方法がより良いと思います。
そしてこの病気は辛い病気だと思いますが、子供が三輪車から補助なし自転車に変わっていくように、慣れることでだんだん楽になっていきます。最終的に落ち着くところは心を強くし、自信を強くすれば良いということですね!
この病気はここがネックだと思います。最初は自衛隊で3回精神科に入りましたが、私は自衛隊を辞め、2年後に福井記念病院の急性期病棟と言われる病棟に入り、一度目は入院しながらに調子が悪くなってしまい、慢性期病棟に移されたことがあります。しかし結果的には自分自身のことがよく分かってきたので、これまで自分に自信が無く、辛い思いをしていましたが、今では自分の弱いところに気付けたので良かったと思っています。要はメンタルを強くするということです!
そして今この5回目の入院では、周りの患者さんにいろいろと話を聞いたり、看護師さんのことも、出来る限りサポートしながら入院生活を送っています。
なぜならそういう真面目なところが私の良いところであり、悪いところであるからです。
これは高校の頃の部活の先輩に言われ、15年間たった今でもはっきり覚えています。
この病気は失敗は繰り返し、苦しみ、悩み、考え、解決する。
このサイクルが自分を苦しめると同時に、自分自信を強くし、協力して頂ける方々との信頼関係が強くなっていき、状況は快方へと向かうのです。これが今回の“病気”(と言っていいのかわかりませんが)と上手く付き合っていく方法だと今の時点で、私は考えています。
はっきり言ってこの病気が完治することはありません。そこで重要なのが病気との付き合い方です。
私も薬が減ってきては辞めて、調子が高まり悪くなり、また良くなっては悪くなる、の繰り返しです。
私が考えるに、何かが聞こえたりするのは、自分の頭脳がそう言っているように予想しているからだと思います。
なので、完治というよりは上手く付き合っていく。
また、薬を怖がらず、お医者様の言うことをよく聞き、言われたことを守り、薬を辞めたくなり、失敗し、また繰り返でまた再発するのです。
そして、自分のことをよく理解し、プライドにこだわらずに、自分に素直になり、それを信頼できる人に聞いてもらう。
これがこの病との付き合い方だと思います。
焦ることなく、ゆっくりゆっくり付き合っていきましょう!
だんだんよくなっていくように身の周りの信頼できる方と一緒にそれからのことを考えていきましょう。
自分のことを理解してくれないからと思い人に苛立ち腹を立てるのは人間として当たり前の感情です。
物事が上手くいかずにストレスやフラストレーションが溜まり、それを感じて辛くなったら泣けばいい、自分の能力が発揮できたら嬉しくなればいい、それでも上手くいかなかったらお医者様に相談し素直に意見や疑問を問えばいいのです。
そのように病気と上手く付き合っていければ、あまり自分が重い病気でないと思えると私は思います。
私は一時期5年に渡り毎日欠かさず日記を書いていました。
日記と言っても大層なものではなく、手帳の日付の欄に4〜5行くらいですが。
忘れた日は思い出しながらまとめて3日分書いたりして(笑)
これは読み返す為ではなく、その時の自分の感情を整理する為です。
その手帳は毎日見るものだったので、1番最初のページに一年の目標を書いていました。
それをできたら次のステップバイステップで目標を5年間立てていました。
例えば「現状維持!」とか、「日々前進」等あいまいな感じです。1年後改めて見ると自分良くやった‼︎と思い自己肯定感が高くなるのです。そして少し自信が付きます。
また将来的な目標、対人関係に対する目標など内容は様々ですが。
では、いよいよ最終章のまとめです!
ここで気持ちに整理をつけましょう。
まとめ
結局のところ、最後に言いたいことは、主治医の言うことをよく聞き、守ること。ここに落ち着きます。
しかし中には優秀では無いと患者に思われるお医者様もいるので、自分に合った先生を見つけることが大切です。その見つけ方は、feelingです。
あとは再発をしないように気をつけるしか無いです。
いくら調子が良くても、この病気は完治しません。だからといって重く考える必要もないですし、必要な薬を適時適切に飲み、病気と上手く付き合っていきましょう。
これらをどう捉えるかは当事者や身の周りの家族や、主治医に寄りますが、少なくとも自分のことについて深く考えないことです。
深呼吸をして落ち着いてみる、薬を飲んで、ゆっくり休み気分をリフレッシュする。徐々にやりたいことをやる。このサイクルが一番の療養になります。
是非、自分のことを大切にしてください。人を大切に出来るようになるには、まずは自分がしっかりするしかありません。
物事を大きく捉えずミニマムに、楽観的に考えるようになったら、自分が良い状態になったんだなぁ〜と思うようにしてください。。
誰かに依存しても良いと思います。甘えても良いと思います。
ただ自分に甘やかしたり辛くあたったりするのは人それぞれなので、ダメとは言いませんがそこはセルフコントロールしましょう。時に応じて必要なこともあります。
元気いっぱいなあなたを待っている人もたくさんいます。
是非、失敗しないよう、やりすぎない様、何事にもチャレンジして頂けたらと思います
そうすれば、
きっと道は開けると思います。
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