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【読書記録】クスノキの女神 東野圭吾

文庫化してから購入しようと思っていた
東野圭吾さんの
クスノキシリーズの最新作

仕事で営業先に行く時に
JRをよく使うのだが
扉に「クスノキの女神」の本の
広告が貼られていて

見るたびに
読みたいな〜と思っていた

でも東野圭吾さんの
「クスノキの番人」が大好きな私は
この欲求に負けた

ちょっと目に日常的に入るというのが
良くないよね、買ってしまうよね

読みたいって思った時に
読む方が我慢するより
ずっといいよね

機会を失わないためにもと
ポジティブに考えて購入した

「クスノキの番人」の続編になっているので
読んでいない方は
ぜひそちらを読んでから
読むことをおすすめする

思いをクスノキに残したい人は
クスノキに入って念を送る

受念したいひとは
クスノキに入って
クスノキに送った人のことを考える

そうするとその人が
クスノキに残した念を受け取れる

面白いのがこれができるのは
血縁関係のある人に限っていること

音とか匂いとか
食べ物の味まで念を通して
受けることができること

こんな設定を考える
作者は面白いなと思った

クスノキを通して
たくさんの家族の物語が語られる

ネタバレになるので記述しないが
今回の「クスノキの女神」も
最後はとても感動的だった

何年か先の未来がどうなっているか
気になる人はいると思う

わたしは学生の時は
あと5年後、10年後どうなっているのか
知りたかった

その5年、10年経った今でも
あと10年後の未来
どうなっているのだろうと気になる

良い方向に進んでいるのかなと考えて
ちょっと不安になる

結局「いま」を楽しめたもん勝ちと
本書に書かれていて
スッとその言葉が胸に入ってきた

小説として、もちろん面白いけれど
東野圭吾本に込められている
メッセージもいいなと思う

家族愛とか
人生についてとか
そういうことを本を通して
いつも勉強させていただいている

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いけだ
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