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【ライフイベント】真っ直ぐな愛に魅せられたニンゲン

10月下旬の週末、大切な友人の結婚式と、姉の誕生日パーティーという二大イベントがありました。

バタバタと参加させていただく中で、共通して魅せられたのは真っっっ直ぐで強い愛。綺麗事なんかじゃなく間違いなく目の前にあり、その真っ直ぐさに私自身が気づくべきものと向き合いました。

ふうふになる姿と言葉

今回結婚した新郎新婦には、約5年前参加した世界青年の船という国際交流事業で出会いました。「気になる」から、太平洋のど真ん中でお付き合いが始まり、「同棲が夢」を叶え、挙式という過程を近くで見てきましたが、結婚式で2人が堂々と立ち、紡ぐ言葉に触れ、率直にとても美しくとても強いなと感じました。
その強さは、互いがずっと味方だという覚悟の強さ。5年前、お付き合いした当時から今の2人は、とんでもなく強い何かで結ばれているのが見えました。
困難にも向かい立つような、好きを超えた真っ直ぐな愛を目の当たりにし、「夫婦になるって、とんでもない。」と圧倒されました。

愛されているように見えたけど

姉の30歳の誕生日パーティーに家族枠として参加しました。
普段は知らない、姉がいつもお世話になっている方々にお会いし、「みんな、彼女が大好きです」と満面の笑みで家族に伝えてくれる方や、「なるちゃんを産んでくれてありがとうございます」と母に挨拶しにきてくださった方、山形からはるばる足を運んでくださった方もいました。

「本当に、愛されているなぁ」と誇らしく思ったとき、愛されているのは、姉が愛を生み出してきたからだと、強く思い知らされました。
誕生日会では、一人一人に贈られるお手紙や、みんなにとっての夢を語り合う時間が用意されていました。
「愛しています、みんなの人生が愛で溢れるようお手伝いさせてください」と誓う姉の周りには温かい人が沢山いました。

生み出す方へ

数年前、デンマークに1年間滞在しました。自信がなく未来を不安に思うばかりだった私を「もっと自分を大切に」と、温かく包んでくれる場所でした。
デンマークでの1年と、帰国して1年は「自分の幸せ」に全力投球し、それは単なる独りよがりではなく、「自分が幸せで満たされたときにやっと、人に与えられることができる」と理解していました。

自分の機嫌は自分でとれるし、自分で自分を幸せにするのがとても上手になったけれど、愛を誓う2人と、愛を生み出す姉を見て、大変なエゴに気がつきました。
この幸せは、「おかげさま」なのだと。
家族といる時の私はとても幸せです。それは、苦しい時も、嫌な時も、家族が何十年もの年月をかけて愛を与えて続けてくれたから。

誰しも、自分自身がしあわせな状態でいることは最優先で大切にすべきことだと思います。
だけど、自分のコップが十分に満たされた時、満ち足りた分を自分に注ぎ続けるのではなく、他のコップに分け与える勇気を持ちたい

それをさらっとやってのける仏のような人がこの世にはいると聞きますが、「本当の優しさとは」をググってしまうような私に、そんなことができるだろうかと思います。
だけどそんなことが心からできたら、きっと私のしあわせは数十倍に膨らむのだろうかななんて、やっぱりどこまでもニンゲンな私ですが、トライしてみるべきだと。

愛の食物連鎖の後方で満足している私に、前方はもっとおもしろいよと、そんなアドバイスをもらったような週末でした。

IWAI OMOTESANDO


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