憧れるの、やめな?
プロフィールにも記載があるように
以前は8年間 ズブズブの
クラブホステスをしていた。
今は知り合いのローカル店で
お手伝いをしている。
今のんびり働けなくなった理由は
以前書いたから
ここでは省かせて下さいな
適当に腰掛けようと思っていたのに
1番驚いたのは女の子達だ
クラブホステス時代は
約9割のキャストが本業だ。
そして 自分がお店にどれだけの
利益を与えているか 給率が
毎日毎日 皆に見える所に張り出される
赤字の子は出勤を削られる
削られると給与にならない
遠回しにクビ宣告だ
だから片手間では出来ないのだ
そしてキャバクラと違う所は日当なのだ
家を出てから帰るまでの日当
同伴アフターも日当に含まれている
お昼の仕事をやりながら…
なんて、雇われたとしても
結局無理なのだ
だから生き残るのは本業のみなのだ
なんなら、暗黙の了解で
ランチ営業 ゴルフ営業も
高い日当に含まれている
昨日私は
100点を求められる環境で
どう振る舞うのが正解だったのか
未だに分からないと書いたが
8年間1番で走り続け壊れた
私の振る舞い方は
正解だったんだろう
壊れるように出来ていたのだ
鳥かごの中で転がされていただけなのだ
話しを戻そう
ローカル店のお手伝いに
ローカル店に入ってからびっくりした事
9.5割の女の子が副業でバイトなのだ。
だから、まだ夢を持った
まだまだ若い子達が
私にたくさん質問を投げかけてくる。
「そのバッグ○○のですよね?!」
「そのドレスいくらするんですか?!」
「整形してますか?!」
「その時計○○ですか?!」
「どこの街で働いてたんですか?」
「オーラが違います!!」
目を輝かせて聞いてきた。
そして、ふと思い出した。
私はクラブホステスをする前
六本木のキャバクラで2年間働いていた。
その前学生時代に地元のお店で
水商売をした事はあるが
本格的に始めたのはそれが最初だ。
当時新人時代
ナンバーワンのキラキラしたお姉さんを見て
あんなキラキラしたいな〜と
思った事を思い出した
だとしたら、
私は皆からそう見えてるなら
なりたい私になれたんだろう。
だが私は精神科に通い
病院代の為に質屋で物を売り
喫茶店で泣きトイレで泣き
ゴミ箱に顔を突っ込んで泣き
ファミチキの袋も上手く破れず
道路に落としたチキンを
すかさず拾って
惨めで泣きながら食ったりしている
そんな情緒不安定過ぎる私の一部を
知っているのは唯一マネージャーだけだ。
表では堂々と振舞っている。
きっと、10年前に私が見ていた
キラキラしていたお姉さんも
とても苦しみながら
キラキラしていたんだろう。
キラキラの代償はとてもデカい。
何百万の貴金属をぶらさげてても
道に落としたチキンを拾ってるんだから
自己嫌悪で捨てた
食べかけの菓子パンを
またゴミ箱から拾って食べてるんだから
そして泣いてるんだから。
大量のゴミと
大量のコンビニのレシートを見て
また泣いてるんだから
私に憧れるのなんてやめな。
苦しいよ