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『リンドグレーン』 わたしの読書
リンドグレーン、ってご存知でしょうか。
『長くつ下のピッピ』で有名なスウェーデンの有名な女性児童文学作家ですよね。
今の日本の子どもたちにどれくらい読まれているか私は知りません。
母が兄と私が子供の頃に読み聞かせてくれた本の中にリンドグレーンの作品もたくさんありました。
ピッピのほかに『屋根の上のカールソン』、『名探偵カッレ君』そして写真の『やかまし村の子どもたち』が記憶に残ります。
私は写真のやかまし村シリーズが楽しかったですね。
やかまし村の子どもたちは私の父母の故郷、長野、山形のような本当の田舎の自然の中で四季折々を自分たちの工夫で自由に遊びます。
舞台は春夏の山や森、冬の納屋の中だったりしたように記憶します。
子供たちの遊びと普段の生活を綴っているだけなのになんとも心を惹かれました。
私もほどよい田舎町の愛知県豊川市で育ち、遊びました。
ススキの原っぱで秘密基地を作り、川でザリガニをつかまえ焼いて食べました。
やかまし村のような素晴らしい自然とは違いましたが楽しかったですね。
もう五十年も前の事、全てはモノクロ写真の世界のようです。
今の子供たちには未知の世界、それこそ夢の中での出来事かも知れませんが、私たちはその中で何かを培い、その年齢でなければ享受出来ない何かを知り、身に付けたに違いありません。
しかし、誰にだって事情があります。
田舎でなければダメだってわけじゃありません。
都会に居ようと、どこに居ようともいろんな経験が出来るのが読書の世界だと思います。
たまにはみなさんも童心に帰ってみて下さい。
子供ばかりでなく、大人が読んでも面白い本ですよ。
ちなみにリンドグレーンの『名探偵カッレ君』はNHKの少年ドラマシリーズで『名探偵カッチン』て邦題を付けて放映してたんですよ。
知ってる人は少ないでしょうね。
これももう五十年も前の番組ですから、、
でも私はNHKで放送された時の主題歌まで何となく憶えています。
子どもの頃に脳に刷り込まれた記憶ってのはすごいと思う。
だから、大事なんだと思います。
その時に知るべきこと、感じるべきこと。
タイミングよくそれをつかまえるのは半分までとは言いませんが、親に責任があると思いますよ。