地元の富山に、学校に行けない子たちが、のんびり過ごせる場所と本屋さんをつくりたい vol.1
こんにちは。岩田といいます。
普段は、城(shiro)という名前で写真を撮ったり、文章を書いたりしているのですが、ちょっと本気でやりたいことが見つかったので、今回そちらとは別でnoteを作りました。
文章を書くのがあまり得意ではないので、伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、読んでいただけると幸いです。
そしてこの内容は、まだ想像でぼんやりとした状態です。
考えはじめたばかりなので、「こいつ何言ってるんだ……」と思うこともあるかもしれませんが、もし、すこしでも、「良いなあ」って思う方がいたら、実現できるまでの日々を見届けていただけるとうれしいです。
まず少しだけ、自己紹介。
岩田あや乃
富山県出身、岐阜県在住の24歳
現在はNPO法人で、工芸品の販売やマルシェ運営のお手伝いのお仕事をしています。(しっかり書こうと思うと本題より長くなるので、ざっくりにしておきます)
◆いままで
保育所:保育所行きたくない。
小学校:6年間楽しんで学校に行く。
中学校:中学1年生の夏休み以降、不登校。
2年生の春に親が離婚し、母子家庭になる。
母の実家から保健室登校したり、しなかったり。ほぼ不登校。
3年生から、元の家に戻る。後半くらいから図書準備室登校。
高校:なんだか危機を感じて、とりあえず定時制高校に入学。
しっかり3年間で卒業。4年生大学へ進学。
大学:学力と家庭の事情により1年で中退する。
その後:富山に戻り、写真屋さんに3年半務める。
うち2年ほどは店長として働き、辞めた後は岐阜に再び戻ってくる。
最初に就職した場所を1か月で辞め(自分を追い詰めすぎて精神的にやられる)、現在の職場にバイトで入り、今年春から正社員として勤務中。
以上
ざっくりですが、こんな人生を生きてきました。
自分の人生については、後程詳しくお話しできればと思います。
やりたいことが見つかった!
先月、地元 富山に1週間ほど帰省しました。久しぶりに友達に会って出かけたり夜遊びしたり、不登校の時にお世話になった(+学校行けるようになっても、家庭のこととかでなにかとお世話になっている)適応指導教室にお邪魔したり、家族との時間を過ごしたり、とても有意義な1週間でした。
冗談で、もう岐阜に帰りたくないな~なんて思いながら、帰り道、スマホを見ていて気になった記事がこちら。
自分も経験したことのある内容だったので、読まずにはいられませんでした。内容にはとても共感したし、当時は言えなかったけど、『なんで学校に行けないんだろう』ってプレッシャーに思うこともあったし、『こんなこと書いてあるけど、ほんとはそんなこと思ってないやろ……』と疑うこともあったし、『今更こんな手紙くれたって』と思うこともあったなあ……と思い出すと同時に、ずっと心の隅っこのほうで、いつかやりたいなと思っていた”学校に行けない子と過ごす場所をつくりたい”という気持ちが、久しぶりに大きくなりました。
そのときは頭の中で、どうしたらいいんやろか~ともやもや想像していたのですが、そこから2,3日くらいで、いきなりピン!ときて、ある程度のイメージが固まりました。
それがこちら
このツイートをしてから、次から次へとイメージが思きました。
最初は、地元に本屋さんと、みんなが集まれる場所をつくりたいな~と、別々で考えていましたが、途中で、『あれ?別に一緒でも良いんじゃない?むしろ一緒のほうが良いんじゃない……?』と思い、合体させたくなったり。
そして、気が早いので、この先どうやっていくとかを考える前に、内装はこんな感じで~という想像もしたり。
できる術とお金があるのであれば、今すぐにでも、富山に帰って始めたい気持ちでいっぱいになる日々。よくわからないけど、いまならできるかもしれないという、どこからもなく溢れてくる自信。できるかもしれない、というよりは、絶対に実現させたい気持ちのほうが大きくて、思いついた日はすぐ眠って、次の日の朝、「やりたいことが見つかったー!」と母に連絡する破天荒な娘です。
実際、どんな場所をつくりたいのか
実際、先ほどのツイートを元に、どんなものを作りたいのかというと
①学校や仕事に行けなくなった人たちが、のんびり過ごせる場所をつくる
②その場所にセレクト本屋さん(or古本屋or自分図書館)をつくる
③さらにワークショップが行える場所もつくる
④海の見える場所に
ひとつずつ、少しだけ説明します。
①学校や仕事に行けなくなった人たちが、のんびり過ごせる場所をつくる
これはそのままです。
学校や仕事に行けない、行けなくなっちゃったという人、もしくはなんだか今日は学校や仕事に行くのが嫌だなと思うとき、気軽に来れるような場所を作りたいです。もちろん不登校の子供がいる家族の方が来てくださっても。
ぼーっとしたり、本を読んだり、ちょっとおしゃべりしたり、のんびり過ごして、すこしでも落ち着けたり、楽しいと思ってもらえたり、息抜きするような場所として使ってもらえたらといいな。
②その場所にセレクト本屋(or古本屋or自分図書館を)つくる
なんで本屋さんも?って思うと思うのですが、自分が不登校になってしまったとき、自分がすきだったものや、楽しみだったものを見失っていました。もともと、本や漫画がすきだったのに、学校ではテレビや芸能人の話についていかなきゃと頑張っていました。そういった日々にも疲れていたのかもしれません。不登校になってからは、”無駄に頑張る”ということが減り、無理に話すこともなくなり、本や漫画を読める時間が増えました。
本や漫画ではいろんな世界を見ることができて、憧れたり、やってみたいと思うことがいくつもありました。漫画家に憧れてイラストを書くことに没頭する日もあれば、可愛いアクセサリーを見つけて不器用なのに手芸をしてみたり、ホットケーキミックスで簡単にお菓子がつくれる!?と、ひたすらお菓子を作ってみたりしました。気づいたら自分は本から、やりたいことを見つけたり、楽しみを見つけられるようになっていました。
不登校になったとき、仕事に行けなくなったとき、きっと、ふさぎこんでしまうと思います。もし、もしも、すこしだけ動ける元気があったら、すこし動ける元気が戻ったら、無理に話さなくていいから、のんびりゆっくり、気になった本を読んでみませんか。すぐには見つからないかもしれないけど、「これ、いいな」とか「ちょっとやってみたいかも」って思えたら、気が向いたときに挑戦してみるもあり。
そして、やりたいことや憧れがずっと心の中にある人には、本を読んで、その思いをぜひ高めてもらいたいです。もっとやりたくなったり、楽しみになったり、憧れに近づくために、、、なんて考えることもできるといいのかな。
と、いう感じで本からやりたいことや、楽しみを見つけられたらいいなという思いで、本屋さんもいっしょにやりたい。自分自身、やっぱり、本も漫画もすき。本屋さんっていう空間がすき。自分のすきな場所のひとつだから、やりたい。こっちが本心かも?
セレクトした本を置くのか、古本を扱うのか、今持っている本をその場で読んでもらったり貸し出しできる図書館みたいになるのかは悩み中。
③さらにワークショップが行える場所もつくる
絶対あってほしいのが、ワークショップスペース。
今時、いろんなワークショップがあると思うのですが、これもまた自分のやりたいことや、やってみたいこと、楽しみを見つけられる一つの方法だと思っています。
マルシェやイベントのお手伝いをしていると、気になるワークショップがいくつもあるんですよね……。大人でも、やってみたい、楽しそうって思っちゃうようなものが、たくさんあります。
週に、1,2度いろんなことを体験できるような時間も作りたいなあ。子供も、大人も、誰でも参加できるワークショップ。
最初は体験する元気がなかったり、興味ないって思うこともあるかもしれないけれど、やりたいと思ったときに、ちょっとやってみようかなって思ったときに体験してみるのもいいし、体験したことによって、さらに興味を持ったり、憧れや夢になったりすることもあるんじゃないかなと思っています。
ぱっと思いつくワークショップは、手芸やアート系の作るワークショップですが、わたし一人が決めていくのではなくて、家族や友達、地域のひとたち、この場所を利用してくれる人たちの意見、まわりをたくさん巻き込んで、いろいろな体験ができると良いなと考えています。
④海の見える場所に
個人的なこだわりですが、どうしても海の見える場所に。
海を見ていると、心が落ち着くんです。お天気がいい日は、写真を撮ったり、おさんぽしたり、暑い日は少し海に足をつけたり、さすがに雨や風の強い日は海に近づけないけれど、そんな日は中でゆっくり、ゆっくり過ごしたり、晴れの日を待ったり。
ひとりで過ごす日もあるだろうし、にぎやかになる日もあるだろうし、寝坊する日もあるだろうし、自分自身が、『今日は臨時休業しよ~(出社拒否)』という日もあるかもしれません。
でも、どんな日も見飽きるほど、海を見てやろうという気持ち。臨時休業したら見ないかもしれないけど。
実家は裏が山、森で、近くには大きな川があって、それはそれで慣れた場所だからとても落ち着くし、とってもいいところ。でも、海はもっともっと特別な感じがしていて、こんなに、こんなにも、惹かれるものってないんじゃない?って感じるのです。
そんな場所で、お仕事できたら素敵だろうな。と思っています。
これからのこと
ぜんぶ、いまはまだ想像だけでしかないし、ほんとうにできるのか(実現させてみせるけど)、どうやって始めるのかとか、何をしなきゃいけないのかとか、自分ひとりでどこまでできるのかとか、生きていくための収入はどこから得るのかとか、いろいろ考えることはたくさん、たくさんあります。内装のことよりも、もっと根本を固めなきゃいけない。
それでも、本屋さんのことや、のんびり、いろんな人と、海の近くで過ごすイメージをするたびに、とても心地よくて、頭の中がそれでいっぱいになります。
ぶっちゃけ、本屋さんと、みんなと過ごす場所を作るだけじゃ足りないくらい。もっといろんなことやりたいし、付けたい機能がある。(ゲストハウス機能も欲しいし、カフェもつけたいし、趣味で写真屋さんもやりたいし、まちづくりのことだってやりたい)そのために、呼び寄せたいひとがいる。ぜひいっしょに活動してほしいと思うひともいる。何気ない思いつきだったのに、頭の中も、心の中も、『やりたい』の気持ちでいっぱい。繰り返しになるけど、できるなら今すぐにでもやりたい。
けど、一気に全部は難しいので、すこしずつ、ひとつずつ。
またいつか書くことになると思うけれど、学校に行けなかったとか、仕事に行けなかったとか全然恥ずかしいことじゃないし、ダメなことじゃない。ゆっくり休むことや、その時間がたいせつなものになるときだってあると思います。
犠牲にしたものや、できなかったことは少なからずあるけど、それ以上にたいせつなものが見つかったとき、苦しんだ日々も、辛かった日々も、どうにもならなくて、ただただ、もがき続けた日々も、ぜんぶ『よかった』って私は思いました。今までの経験が糧にもなるし、自信になるはず。あんまり自信はないけれど。
もし、みんながそう思えたら、きっと、この世の中苦しむひとはいないだろうけど、私は、『よかった』と思うひとが少しでも増えたら良いなと思ってるし、たいせつなものを見つけたり、『よかった』と思える日々までのお手伝いがしたいです。
そんな思いを実現するための日々、実現するまでの日々を、すこしずつ残していこうと思います。
今回はざっくりとした内容でしたが、ここに至るまでの経緯や、自分が過ごしてきた日々のこと、作りたい場所のひとつひとつにどんな意味や機能があるのか、今住んでいる岐阜じゃなくて、なんで富山なのかとか……もっと詳しく書いていきたいと思っています。
いずれ、有料化して資金も少しずつ貯めたりできるようなnoteにしたいな。
得意ではない文章をひたすら書いたり、たまにうまくいかないことや、間違ったり、撃沈することもあると思うのですが(よく撃沈する)、どうかあたたかく見守っていただけるとうれしいです。
どうぞ、よろしくおねがいします。
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