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継起

原理的な起床を終え、倫理観が吊り上げられ、無惨に息もできぬままにもがく市民たち、あらがうほどに現れる本質も、いつかの憎しみに侵略され、確かさを足枷に、今に逸脱すらできない君たちの危難や、悲しみや、織り込まれて行く慈しみも、いつしか、憎しみに追い越され、横暴な真理を受け入れ、与えられた答えにより、体系化した街や、沁み入る意味や罪の数々、魑魅魍魎がうごめく曖昧なジレンマや、時代錯誤の先で、横溢し続ける物語の錯綜、創造性もなく、ただただ、ここで孤立し、今に乖離して、システマチックなファシズムが迫る退廃的な夜、因果や余韻や、伝染や加工、狡猾な闇を切り裂くための匕首、対比されるための兄弟や、上下左右の軋轢、不正を繰り返しては、切り離されて行く愛、擁立して行く他責思考な答えにより、あつらえられた真理、誰もが、誰かを陥れるために、ねつ造されて行く過ち、寂しい病理の最中、亜熱帯的な頭から、こぼれ落ちて来る荘厳な末路、全くの無意味、無重力の中、降り続く雨、はびこる悪意に収斂して行く意味、歪な休日を吸血するコウモリ、一切を共犯にするために、擦り寄る自由や理想、伝承されるもののほとんどが、ここでの差異や過ちの加速、化石になってしまった思い出や、囁く愛により、蠢く思いの錯綜、蓄積するアイロニーや、老化するだけの疾しい日々の押収、退屈な善悪により、今に拘束され、圧搾される時間との対立により、新たな次元が形成され、さらなる世界で、利己的に乖離して、あらゆる罪に改ざんされた現在に現れる恐怖から逃げ出し、あてがわれた等差を蹴散らす。

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