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プラスチックの海を泳いで、疾しい過ちきより、不規則に迫る病や、後先考えずに、行動をして来た事を、糾弾する奴らの私利私欲や、屈折した普遍性を振り回す連中が示唆するものが、今を支配し、モニターから現れた天使や、服用する真理により、絶えず現れる思想により、複製される嘘が、世界を、うやむやにしては、脊髄を走り抜ける電車や、ささやかな幸せを伝播させるために、産まれてきたのであるし、虐げられても尚、健気に今を飛び越えて、得体の知れないものが身にまとう欠如のようなものや、今に積み重なる欲望や、強制的に入り込む理由や、悠遠に潜む感情的な靄や、約束を踏み躙る巨大な足、愛されたいと願うほどに、そこにあるはずの、愛からは、遠ざかるという結末に至り、爽やかな風が告げる季節の変わり目や、滞在する理由や、流動する面影に課せる罪や、受動的であればあるほどに、今からずれてしまい、ずれれば、ずれるほどに、引きずり込まれ、そこで、身動きも取られなくなってしまい、ふくよかな世界から乖離して、理解も得られない場所で、世界自体を喪失して、氾濫する域から現れる、迎合されるだけの答えから解き放たれ、女々しいミリタリズムや、みずみずしい過去、犠牲となった、君たちの日常や、表記されるものを、未だに信仰しているから、そこで、立ち止まり、置いてけぼりをくらうだけなのに、消費的な彼女たちの、人身御供として、運ばれて行き、すべてから、逸脱しない限り、そこで、陰るだけに至るし、徒に消費され続けるだけの、私たちの世界ひとつひとつを大事にしない限り、誰も、幸せなんかになれないのに、誰かは、誰かを、羨んだり憎んだりして、踏んだり蹴ったりの日常から抜け出せずに、自らを卑下したり、悲劇のヒロインぶったり、入り組んだ今に謙ったりして、自分の事ばかりで、頭がいっぱいになって、何が間違いがすら、気付きもしないでいる。

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