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時間

変形してゆく過去から、此処へとつながる豊かで、なだらかな道、短絡的な愛と融合し、高揚感を携え、厭世観を飛び越え、今に集う怨嗟の靄や、行方知れずになり、交わる後先や、約束を突き破り、運命から置き去りになり、鈍麻な感情が導く杜撰な意味やら、散々な現在に固執し、混沌としてゆく忌々しい現在や、嘔吐を繰り返し、加算される現状や、健全なものですら、摩耗し続け、統合を求める君たちや、錯雑とした脳内で肥大化してゆく愛が氾濫し、はびこる理由に磔にされ、些細な出来事がデータ化され、かじかむ意味から、機械的な症状や、曖昧な生活の鼓動、孤独に毒されるだけの惰性な接続、狂気を加工しては、陳列される憂鬱を売り捌くスーパーマーケットの煌々としたネオンの光や、被害者意識を食べる過食気味の君、浮遊する粒子や、等差を蹴散らし、上下左右を否定し、空間や次元を引き裂く爪を用いて、不規則に回転する自由が、コロコロと転がり、懇切丁寧に教えを説く猿の王や、配備される理由や、平行宇宙を優雅に泳いで渡るクリオネや、捩れてゆく動機や、恒常的な予感を携え、うだつの上がらない現在を破壊し、自由に闊歩し、起源すらも超越し、オリジナルなフリをして、悲愁に酔いしれるだけの君から乖離し、加算される原因が、採算を合わせるために、誰かを騙したり、陥れたりする頃、迎合されるものを崇めるだけの、支配からの逸脱し、歪な思考が生み出した藝術と生き、点線を繋ぐだけの答えなんて退屈だから、引き延ばされてゆくだけの今に、品位なんてものは、不必要であると叫び、堕落しても尚、自分らしくなどと自らを正当化せず、生々しいままに、虐げられても、汚れたままで居たいし、全てを翻した後に広がる青空だけを、愛でていたい。

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