成功
焦燥感を仰ぐ、アリスの世界の中での白ウサギとの対峙により、テナーで軽やかに歌い上げる小鳥たち、厄災を抱えた蛇たちの高尚さなどを謳う、原理主義的な主観により、いまだに過去の罪を引きずる過ちの最中、刷新され続ける瞬間の中で、事実とは、あいまいなままに、今に意味などを求めながら、さらなる過ちを引きずる世界との別れ、保持する意味や瀕する価値、引き合いに出された言葉の中で、手懐けられるだけの瞬間や理念、迎合される者どもの、理不尽な習慣に騙されずに、ただ、自らの意思で書き換え続ける先々に現れる、アナーキーな情熱、維持する意味の中で繰り返し斡旋される君たちのシュプレヒコール、均等な過ち、加速する現実に与える堆肥、現行でせめぎ合うことにより、瞬間は、その場で永遠になり、時間の中に置き去りになった君は、いつまでも美しいままであるし、あらゆる差異とは、どれもそんなに離れてなくて、なんか、似たようなものばかりであるし、相似するほどに、憎しみ合う私たちは、慢性的な病から逃げ出せずに、自らが生んだ過ちの中で、加算される正しさを、正義など、と、呼びやがるし、やがて、セオリーに結びつけられるだけの、誤りに加担し、何か、正義のようなものを振り翳しては、自分だけが、正しいもののように演じているだけであるし、そのような正しさに、騙されずに、自らの正しさすら、すぐさま刷新する超人として生きていたい。