「人生って一体なんの意味があるのだろうか。」

人生って一体何の意味があるのだろうか。
生きるってなんなんだ？？

小さな頃から、ずっと考えてきたテーマだが
答えが見つからないままだ。

大人に聞いてみても、納得のできる答えがもらえることはなかった。
今生きている人間はこのテーマを考えることはないのだろうか。
このテーマについてこんなに必死に答えを求めているのは私だけなのだろうか。

と、考え続ける高校2年の冬。
というのも、受験へ向けて
勉強まみれの毎日を送っていた私は
ひどく疲れていたのだ。

私はこの人生を生きていく意味や理由が欲しかったわけではない。
高校2年生でありながら、自身の人生について深く考え、生きる意味はあるのかと、悲観的になっている私に一言「大丈夫?」と言ってもらえたら。。
それだけでよかったのだ。

分かりにくいSOSしか出せない人間だった。

塾の先生にも「私は多分、40歳まで生きれないと思う。」とか「死ぬなら家がいい。」とか。
それとなく「死」というものを漂わせていた。
助けてと言えない私は「死」を出すしかなかったのだ。

20歳になった私からみると随分とまわりくどく、子供のような構って欲しさに行っているようにも見えるが、そうではない。
高校2年生の、あの頃の私にはこれが精一杯の「誰か助けて」だった。
助けの求め方を知らなかった。

生きる意味というのは、
求めるべきものではない。
ということに気づけなかった。

私と同じような、苦しみや葛藤の念を抱いた人もそう少なくないのではないか。

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