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ZOOMで写経会をやってみた~書道がオンラインの双方向型エンタメコンテンツになり得るか?~

コロナウイルスで世の中がざわつき始めてから、2ヶ月位経ったでしょうか。

当初は対岸の火事風だった様子も今ではガラリと変わり、生命・経済・文化の危機を感じながら、3密(密閉・密集・密接)しない生活を送られている方がほとんどかと思います。

我が書道教室も、室内&対面レッスンという特性上、その例に漏れず大打撃を受けています。

私のレッスンでは、自己鍛錬はもちろんのこと、ストレスフルな生活を解消するための癒しや楽しさを追求してきました。

なのに。

こういう時こそ癒しや楽しみが必要なのに、何の役にも立てないとか、何なんだよおい…。


でも、ここでへこたれている訳にはいかない。

癒しやエンタメ性はそのままに、何か新しいことが出来ないか…と思い開催に踏み切ったのが、

「ZOOMを活用したオンライン写経会」


実は、コロナ禍の前から薄々と考えていましたが、たらればさんのこのツイートを見て、

やってみようかなぁとぼんやり思っていたところに、友人からやってみたい!という話をいただき、開催にこぎつけました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございます。


「書道がオンラインの双方向型エンタメコンテンツになり得るか?」という問いですが、結論から言うと「なり得る可能性大!」なので、

自粛要請が解けるまでの当分の間、毎週土曜日19時~レギュラー開催します!


オンライン写経会を続けてみようと思った理由は、

・時間を共有している一体感がある
・一人では諦めがちなことも、誰かの視線があると頑張れる
・とは言え、入退室の制限していないのでプレッシャーが少ない
・オーディエンス参加で、写経会の雰囲気を様子見できる
・初めてのことにチャレンジするには、金銭的ハードルが低い

こんなところでしょうか。


写経会では、私が書いている手元の画像をメインで映していますが、

画像1


たまに解説も交えたり、

画像2


最後はみんなで完成した写経を披露して、成果を称え合いました。

画像3


参加者の方からは、こんな感想もいただきました。


実際参加していただくと分かるのですが、ZOOMというオンライン「会議」ツールを使っているのに、黙々と書いているのでシーンとしている。

本当にシュールです。


でもこれ。参加者の方から聞いたのですが、ネットで繋がりながら時間を区切って黙々と作業をする

「ポモドーロテクニック」


と、まさに同じことをしているんだそうです。

ポモドーロテクニックとは、生産性を上げるための時間管理術。

恥ずかしながら、私は昨日初めて聞いた言葉だったので、色々調べてみたら、

・参加者同士が繋がっている感覚があるので、集中力が程良くキープされる
・目的と時間制限が明確なので、適度なプレッシャーで作業がはかどる
・前準備や知識も不要

というメリットがあるので、時間を区切ってブログを書く、個人的にたまった仕事を片付ける…と言った目的のイベントが各所で開催されているようです。


書道の対面レッスンも、

・複数の人が集まる場にいながらにして、一人の世界に没頭できる
・作品の仕上げや技術向上が目的なので、周りをさほど気にしなくても良い
・たまたま居合わせた生徒さんと、程良い距離感で会話もできる(会話しなくても気にならない)
・あの人も頑張っているから…という様子をチラ見して、自分も頑張れる

という側面があるので、書道は(だけではなくモクモク系全般がそうかもしれませんが)、ネットとの親和性が高いと思っています。


課題と言えば、

・所々、私の説明が聞こえにくかったようなのでマイクが必要
・ファシリテーターとして、初心者の方への適切な声かけやフォロー

あたりでしょうか。
これは慣れだと思うので、早々に解消できそうです。

参加希望の方は、こちらからお問い合わせください。
以下、各種SNSからのお問い合わせもOKです。


今後、いつまで継続するかは未定ですが、4月中は毎週土曜日19時~開催します。

【注意事項】
・一緒に写経したい方は、般若心経用の紙と筆ペンをご用意ください
(お手持ちのノートとペンで見よう見まねで書いてみるのもOKです)
・見るだけのオーディエンス参加もOKです
・途中の入退室は自由です
・応募状況次第で早めに締切る可能性があります
・参加者ゼロでも目時が淡々と写経します

amazonでも購入可能なオススメアイテムはこちら↓




問題が起きたときやストレスに感じることがあったら、その問題にフォーカスせずに

「問題とは全然関係ないことをする」


これがストレス解消のコツです。

しかも、写経のようにあまり頭を使いすきずに淡々とできるものが最適です。


今、自粛が求められているのは、コロナ感染拡大に繋がる外出等であって、楽しむこと、自分を癒すことは、当然自粛する必要はありません。

日々感染広がっている状況下で、暗い空気に呑み込まれそうな時は、なおさらその流れは止めてはいけない。

必要な情報を得ること、事実を見ることと、生活を楽しむことは分けて考えて、楽しいことしちゃダメという空気感は気にせずに過ごしましょう。

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