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ソーシャルゲームの運営とその闇 #3

前回の記事はこちら

今回はソーシャルゲームというリアルやネット上の繋がりをいかにゲームに活かすかという点を中心にお話します。

意外かもしれませんが、ゲーム性やゲームシステムよりもこちらの方がマネタイズという意味ではとても大きな意味を持ちます。

課金する理由

ドヤ感と頼られたい、これに限ります。

リアルも当然ですが、ネット上で顔も知らない相手にお礼を言われたり感謝されるのは、とても気分が良いものです。もしかしたら相手は課金者である特定の仲間がいなければクリア出来ないくらいに思っているかもしれませんし、実際にそういった言葉をかけてくれるかもしれません。

twitterや匿名掲示板ですと相手の素性を知らないが故に強気に出たり、誹謗中傷に溢れていますが、同じゲームをやっている=目的が同じであるとなると協力し合うのです(時にそうでないやりとりも多分にありますが…)

次に相手が取る行動

今度は自分が先の課金者のように崇められたいと思うようになります。自分が思ったように感謝してほしいし、新イベントでは今度は自分が恩返しというつもりで課金してくれるかもしれません。この前のイベントではありがとう、今回は私が最適装備で行くから連れ回してくれ、と。

これを円滑に行うためにも昨日連れて行ってくれたユーザとか簡単な感謝の気持ち(メッセージほどではない)をゲーム内に用意しておくのです。

ゲーム内システムによって自然にかつ半強制的に感謝が伝わるように設計しておけば、この流れを作ることが可能です。あからさまではなく、あくまで自然に。そして義務感を出さずに遠慮なく感謝を伝えられるように。

忘れがちだけど…

これは本来のソーシャルゲームの姿だと思うのです。ここに先のガチャシステムであったり、たかだか一年ちょっとの運営だけで崩壊したゲーム設計が拝金主義のように見えてしまうのです(というかそうなっている現状があります)

次回はその辺りも踏まえてお話出来ればと。

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