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携帯ショップの珍客事件簿①カウボーイおじさん
あれは、まだわたしが携帯ショップ店員になりたての若かりし頃。
なかなかインパクトの強いお客さんが入店してきた。
テンガロンハット被って、西部劇に出てきそうなブーツ履いて、
ハーレーダビッドソンのバイクに乗ってきた、おじさんだった。
🤠「こんにちは~。」
わたし「いらっしゃいませ😊」
🤠「ちょっとさ~。使い方教えてくれない?」
わたし「かしこまりました☺️」
お客さんの要件はどうやら操作案内。
わたし(自分でも対応できそうだな。)
そう思って、対応に入ることにした。
不意に、先輩からのインカムが入る。
先輩「その人、有名なクレーマーだから気をつけて。」
わたし(え・・・。マジかぁ。🥶)
でも、お客さんは目の前。顔に出すわけにはいかない。
わたし「承知しました。」
先輩のインカムに答えた。
身構えながら対応に入ったものの、意外と普通のお客さんだった。
操作案内をしていると、カウボーイおじさんが質問してきた。
🤠「あのテレビって、なんなの?」
わたし「はい。あちらはネットと連動していて、Youtubeなども見ることができるんですよ😊」
わたし「ネットを契約していただいて、こちらのキットをテレビと接続すると、見れるようになるんです😊」
🤠「ふーん。」
当時、ネット回線の成約を強化していたわたしのショップでは、
販促の一環として、ネット回線と連動したテレビを展示していた。
続けて、カウボーイおじさんは聞いてきた。
🤠「じゃあさ。〇〇ビデオも見れるの?」
わたし「〇〇ビデオ⋯。でございますか😲」
🤠「知らない?〇〇ビデオ。」
わたし「すみません。存じ上げないです😢」
🤠「ちょっとさ。そのテレビで検索してみてよ。」
わたし「⋯承知しました。」
言われるがまま、〇〇ビデオとやらを検索する・・・。
🤠「それそれ!!その一番上に出てきてるやつ!!」
わたし「こちらでございますか?」
🤠「そう!ちょっとそこはいってみて!」
Google検索の一番上に表示されている、〇〇ビデオなるものにアクセスするよう指示された。
カーソルを合わせ、クリックする・・・。
大画面のテレビに表示されたのは、
・
・
・
・
画面いっぱいの肌色サムネイル。
裸のお姉さん。
多分、モザイクかけないといけないヤツ・・・。
・・・が、大画面で店内にいるすべての人に大公開されてしまったwww
🤠「がっはっはっはっは!!!!やっぱすげぇなぁ!!!エックスビデオは!!!!!」
わたし(😵🙄😳😨😂🤪くぁwせdrftgyふじこwwww)
すぐにテレビの電源を消したが、ギョッとした視線がめちゃくちゃ自分に向けられているのがわかって、この世から消えたかった。(笑)
🤠「嬢ちゃんありがとね~。」
そういって、カウボーイおじさんは去っていった。
携帯ショップの洗礼を受けた、とある日の昼下がりの出来事だった・・・。
おわり。。。
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