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イコール倶楽部

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イコール倶楽部 *イコール倶楽部は、「イコール」発行の支援をしていただいた人たちのネットワーククラブです。
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記事一覧

私がなぜ「イコール」を創刊したのか(1)

私がなぜ「イコール」を創刊したのか(1)  橘川幸夫責任編集「イコール」の創刊0号は2024年1月に発行された。 企画・編集を開始したのは、2023年の初めである。コロナ状況が終わり、大半の人は元の社会に復帰していったが、新しい世界に向けてスタートした少数の人たちがいる。私にとって、新しい時代の号砲といて響いたのが「生成AI」と「シェア書店」である。  この2つの時代の話題の盛り上がりが私を新雑誌創刊の背中を押した。最初は、なんのことか分からず、直感的に時代の意志を感じた

「イコール」4号橘川幸夫責任編集号の編集作業推進中!

「イコール」4号 橘川幸夫責任編集号の編集作業推進中「イコール」は、個人責任編集によるコミュニティ生成マガジンなので、 0号、1号、2号は、橘川幸夫か編集。3号は、田原真人責任編集になります。 橘川の次号は、通巻4号となります。更に、久恒啓一責任編集は通巻5号として発行されます。それぞれの編集長のコミュティのメンバーで制作します。 多様な「イコール」をお楽しみください。 橘川幸夫責任編集の「イコール」は、作りながら、方向性が確かめられてきました。「70年代からやりなおし」と

広告の未来(イコールの発想)

(1)広告構造の変化 新しい商品やサービスを考えた時に、そのことわ告知・拡散するためには広告が必要である。大量生産モデルが開始した近代社会において、広告は大きな役割を果たした。しかし、私たちの歴史が、リアル現実だけしかなかった近代社会と違って、情報環境の中での新しい生活・産業を考えなければならない時に、旧来型の広告・宣伝方式は無効になってくる。  情報社会が不完全な時代、社会の情報回路がスカスカな時代は、発信するための機能(新聞社、出版社、放送局など)が大きな権力を持って

「イコール」ODECO

★「イコール」編集部では、雑誌ネットワークで築いた多様な人脈ネットワークによる講師を、企業・団体などでの派遣講義・ワークショップを実施します。 ★講師登録を希望する方は、橘川幸夫、久恒啓一、田原真人の各編集長の推薦が必要なので、各自に連絡してください。 ODECOは『イコール』が運営する、企業・団体向けのオンデマンド型の講義・ワークショップ紹介サイトです。登録リストの講座を開催したい場合は、『イコール』編集部(ODECO係)(info@equal-mag.jp)までご連絡く

「イコール」(橘川幸夫・編集長)では、30代を中心に編集しているミニコミ「ハコール」(片岡利允・編集長 )と連携して、30代調査・分析を行います。

「イコール」(橘川幸夫・編集長)では、30代を中心に編集しているミニコミ「ハコール」(片岡利允・編集長 )と連携して、30代調査・分析を行います。 2025年、30歳になる人たちは1995年生まれです。 95年は、インターネット元年と言われている年。 「生まれた時からテレビがある世代」から「生まれた時からネットがある世代」に移行しつつあります。この世代が何を体験し、何を考え、何をこれから目指すのかを調査・分析しますので、30代前後の方にアンケートをお願いしたいます。 2

イコール2号、予約開始。

橘川幸夫責任編集イコール2号が、Amazon予約開始しました。

久米信行と映画を語る会・ご案内

毎月1回、久米信行が推薦する映画を参加者が鑑賞して感想を語る会をやています。映画ファンはもちろん、意外な映画に出会うチャンスです。お気軽に参加してください。参加費などは無料です。 過去のアーカイブなどはこちらで見れます。 『イコール』久米信行と映画を語る会

『イコール』ミニコミ交換流通システム

『イコール』ミニコミ交換流通システム 『イコール』はコミュニティ生成型の雑誌です。 編集長の仲間たちで雑誌が編集されます。 同じようにコミュニティで作られるミニコミ(ZIN、リトルマガジン、同人誌など)を発行している人たちに提案です。単行本なども対応します。 1.あなたの発行しているミニコミと私たちの『イコール』を物々交換しませんか。定価のついてるミニコミに限定です。『イコール』の基本定価は1500円(税込み)なので、5冊であれば7500円分のあなたのミニコミと交換します

深呼吸学部『イコール』編集会議20240901

深呼吸学部『イコール』編集会議は、毎週日曜日20時から行っています。 無料聴講も可能ですので、希望者は、以下をごらんください。 『イコール』は、表現したい人。社会との直接的な関わりを求めたい人によるコミュニティ生成型の雑誌です。 個人で参加希望の方は、『イコール』編集会議に参加してください。無料聴講は可能です。まずは橘川にFacebookで友だち申請してください。メッセージのない申請は、許可しにくいので、必ずメッセージをください。 すでにつながっている人は、「編集会議参

生成AIの登場でルネッサンスが起こると考える3つの理由:トランスナショナルな知的相互受粉と多元的世界観の出現

生成AIを使って、今までにはリーチできなかった知にアクセスしながら、毎日、スパークしまくりの日々を送っています。1週間前とは別人だなぁーと、毎週つぶやいている感じ。自分の中身がすごい勢いで入れ替わり続けています。 ルネッサンスのときは、きっとこんな感じだったんじゃないかと思います。そもそも、ルネッサンスが始まるきっかけは、十字軍がイスラム世界を攻撃したら、アラビア語に翻訳されたギリシャ哲学の本を発見したことです。ヨーロッパでは失われていたプラトンやアリストテレスの文献が再発

『イコール2号』(橘川幸夫責任編集号)編集後記

まだ編集作業、全然終わってないが(笑) 『イコール』2号の編集期間中にずっと聞いていたのはAdo。Adoは「怒りを歌える歌手」と言われている。「怒り」とは単に個人的な激情を発散することではない。生きて在ることの悲しみを内包した激情だ。それは少し前の平手友梨奈、更に昔の椎名林檎、そして、遥か昔のジャニス・ジョプリンの叫びにつながる。女性ボーカルばかりだが、私は、その都度、繰り返してその叫びに浸った。単なる怒りは壊すだけだが、悲しみを内包した怒りは、人をつなげていく。 思い出し

『イコール』ムーブメント経過報告

『イコール』は、現在、以下の方向で展開しています。 イコール孵化器 ▼本体 *編集長が主体となった人間関係コミュニティをベースに制作する。 *現在、以下の『イコール』が発行中。及び編集制作中 橘川幸夫責任編集『イコール』0号、1号発行中。2号編集作業中 田原真人責任編集『イコール』1号編集作業中 久恒啓一責任編集『イコール』1号編集作業中 ▼ミニコミ 名称はコードネームなので、別の名称になる場合もあります。 ロコール(谷越)旭川地域マガジン ハコール(片岡)30代中心マ

「ハブの原理」が作動するアジール空間では、「ハコの原理」で傷ついた心が癒される:ワールドアジールネットワークに流通する雑誌で世界を癒したい

フランスの思想家ミシェル・フーコーやアラン・バディウは、アジールを社会の支配構造から逃れるための空間や、支配的な権力から独立した行動が可能な場所として捉えました。この文脈では、アジールは単なる避難所ではなく、社会の中で自由や独立性を維持するための象徴的な空間と考えられます。 今から思えば、僕がZoomを使って作ってきたオンラインコミュニティは、アジール的な空間でした。リアルのしがらみから離れ、役職の仮面を外して個人として集まった多様な人たちが、日常では語れないことを語ってい

国境を超えた繋がりを「グローバリズム」の方法ではないやり方で作りたいんだ。それが、近代を超えることなんじゃないか!

国境を超える!というと、英語教育の話になることが多いです。今は、英語がグローバル言語になっているからです。では、グローバル言語として、なぜ、英語が使われているかというと、それは、大英帝国が世界各地を植民地化したからです。その結果、英語を母語としない人たちは、グローバルな情報流通から取り残されます。そのため、がんばって英語を学んでグローバルな情報流通に食い込んでいこうという話になります。世界は、英語によるグローバルコミュニケーションで標準化されてきたため、植民地時代が終わっても