出版新時代14 縦書きと横書き
私は1960年代の後半から文章を書き始め、最初は自分のNoteに日々、好きなことを書いてきた。1972年にロッキング・オンを創刊して、自分の頁を確保したので、自分の部屋でNoteに書いていたようなことを公開した。もちろん、雑誌はパブリックなものなので、「読まれる」という前提での文章になる。私的なNoteから公的な雑誌に移行することによって「読まれることを前提に書く」という意識のシフトができた。それもいきなり一般誌に書くのではなく、自分たちのメディアなので、半分プライベートで