![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25728889/rectangle_large_type_2_56c11b61abf81c695bc5650be62840af.jpeg?width=1200)
普遍的な物に惹かれる
異質な物の独特な魅力
30代に入り、歳を重ねるにつれて趣味趣向が変わってきた。
それまでの自分は特異な物に惹かれる傾向があった。
それは物も人も人生観も。
出る杭は出すぎれば打たれないと思い、周囲を尊重はしつつも自分を高めることをひたすら求めてきた。
外見も緑や赤色の髪色にし、周囲と同調することを拒んだし、服装もDIET BUTCHER SLIM SKIN、ZUCCa、ギャルソンなどを好んでいた。
20代半ばからは外見こそ大人しくなったものの、仕事を辞めたらBody modificationをしたり、金髪に染め上げ生涯を終えたいと本気で考えていた。
異端こそがかっこいいと思っていたわけだ。
全てにおいて強烈な個を意識していた。
基本の模る美しさ
HAVERSACKというブランドに出会った。
ブランドの紹介にも書いているのだが、普遍的なアイテムに少しスパイスを加えるというスタンス。
http://haversack.jp/
このブランドに心底惚れた。普遍性のある形だが、決してユニクロやGUにはない抜け感がオリジナリティを出している。
着ている人物の個性を引き出し、うまくおさめるディティール。
当時の自分はとてもきれいに思えた。
それからというもの自分の服装は変わった。
また大人になったこともあるが、世界観も変わって今に至る。
特殊と普遍
ニーズは少ないが異端で特殊な美を感じるか、大衆的にニーズがある普遍的な美を感じるか。
圧倒的に前者の方が芸術の評価は高い。
普遍的であるということは誰もが良いと思う。
ただしその美は量産され、限定的な付加価値が付かないからだ。
ただし、HAVERSACKのように普遍的なものにアクセントを付けたりすることによって、異なる特異性を出すことがヒットにつながっている。
iPhoneはまさにそれに当たると思う。
今衣料業界はハイブランドとファストファッションの両極化になっている。
どちらにもメリットはあるのだが、今回の自分のように一つのブランドを徹底的に見て、惚れて、世界観を変えてほしいと思い、セレクトした服を売っている。
LOUNGE LIZARDというブランドが2018AWを境に終了した。
少しでも衣料業界に貢献できたらうれしい。
いいなと思ったら応援しよう!
![フローリスト堀祐次郎](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101511560/profile_94e3717116709391732828c8ed8df790.png?width=600&crop=1:1,smart)