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小牧幸助さんの企画「紅葉から」に参加させていただきます☆ お題「紅葉から」から始まる物語…
小牧幸助さんの企画「十二月」に参加させていただきます☆ お題「十二月」から始まる物語 【…
「俺が終わらせる」 戦争は悲惨だ。 どれだけの子どもが傷つき、どれだけの母が泣き叫んだか…
一服どうぞ(目次) 一杯目 お茶を濁す …あらすじ約300字・本文約4,000字 二杯目 茶漬け…
白いテーブルクロスに、白磁に金の縁取りのティーカップ。ゆらゆら浮かんでいるダージリンの水…
■バニラマカダミア~金田由紀子(45) 消える、ってどんな感じだろう。 夕食をテーブルに並…
花火と手だけが写った写真。でも、手に取るように覚えている。これは、あのときあの子と一緒に手持ち花火をしたときのだ。卒業アルバムに挟まれたその写真を見ながら、まだ成人前のひと夏の夜を思い返す。 もう十二年前になる。高校三年生だった。 あの日、突然誘われた。 「うちと花火しようえ」 話したこともない僕にかけられた言葉。なんで、僕? 「え、なんで僕なん? あ、いや、お誘いありがとう。うれしいけど、その、僕たち、クラスも部活も違うし、そもそも話したことないやん」 彼女はひ