【ハイパーグラフィア】どういうモノなの?
字を書きまくったり、絵を描きまくったりしたい状態のコトです。
病気ではないのですが、『双極性障害』や『統合失調症』という
精神疾患と繋がっていると言われています。
それらの病気の症状の一つ『かもしれない』とは言われていますが、
何しろどちらも原因不明の病気なので、詳しい事はまだ判らないそうです。
しかし字を書きまくりたいと言っても、どの程度か想像し難いですよね?
わたしもハイパーグラフィア持ちで、どちらかと言えば、絵を描くよりも、
字を書く時に、それが表れていると思います。
例えば、わたしはNoteブログの他にも、手書きの日記がいくつかあります。
凄まじいほど細かく1日のコトを書き込むのが、ハイパーグラフィアです。
ではハイパーグラフィアを、実際に写真で見てみましょう。
まずはコチラをご覧下さい。 まだ何も書き込まれていないノートです。
想像して下さい、貴方様なら、どれほど書き込みをしますか?
結構スカスカな使い方をなさるのではないでしょうか?
ところがどっこい。
ハイパーグラフィア持ちの人が書き込むと、こうなります。
もはや余白の隙間も無いぐらいに、真っ黒に書き込まれております。
罫線内に書けば良いのに、それを無視して細かく書いたりする人は、
間違いなくハイパーグラフィア持ちです。
でもコレはまだ抑えている方と言うか、お薬の影響で、ある程度は
『余白が残されるようになった』と言えます。 それまでは、わたしが
書く紙はどれも真っ黒で、わたしですら読み返したくなかったぐらいです。
あとハイパーグラフィア持ちの人は、手書きの字が汚い事でも有名です。
わたしは手の病気のコトもあり、また、精神疾患の影響もあり、
字が極端に汚い日と、それなりに読める日の差が激しいです。
ページをノートから破り抜く時の事を考えて、ページの左側は余白を
残す事を考慮していますが、それ以外の余白はほぼ黒く埋まっています。
ハイパーグラフィアの存在を初めて知った時、今までの自分の人生で
起きた出来事に、ようやく納得が行ったモノがありました。
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■交換日記とクリスマス・カード事件■
学校では、良くお友達と交換日記をしておりました。
しかし、ある時、ハイパーグラフィアのスイッチが入ってしまったのです。
わたしは何ページも何ページも、何ページも何ページも書きました。
次の日、『お前、何こんなに書いてんだよ! 読みたくねえよ!』とまで
言われてしまいました。 かなりショックでした…わたしは自分のコトを、
と言うか、自分が書き込む文字の量を『普通』だと信じて疑わなかった為、
人から見て、わたしは『長文野郎』なのだと認定された時のショックは
やはり、相当な物でした。
思い返してみれば…クリスマス・カードなんかもそうです。
みんなは一言とか、多くても2行しか書き込んでいませんでした。
でもわたしはカードの両面、ビッシリと真っ黒になるまで書き込みました。
さらには絵も描いてあったので、みんなと比べると、どう考えても
小さなカード1枚に、何時間も費やしている事になります。
わたしも、みんなが同じぐらい書き込んでくれているだろうと期待し、
カードを開けた瞬間、一言『メリー・クリスマス!』としか書かれて
いなかった時には、何だか自分の努力が恥ずかしくさえ思いました…。
わたしが何時間も費やしている事に対し、
みんなは1分すら掛かっておらず、わたしは少し怒りさえも感じました。
わたしのコトなんてどうでも良いんだ…と、感じてしまったからです。
でも恐らくは、一言の方が、『普通』であったのでしょうね…。
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■宿題免除事件■
また、ある時は、宿題免除になった時もありました。
国語(イングリッシュ)の授業の時でした。
授業で、クラス全員が、とある小説を読まされていたのですが、
その小説の続きを6パラグラフ分、書いて来いという宿題が出ました。
みんなブーブー文句を言いましたが、わたしは楽勝過ぎて超余裕でした。
クラスでワクワクしていたのは、恐らくわたし1人だけでしょう。
そして実際に宿題をやり始めたトコロ、わたしは6パラグラフどころか
6章もスラスラと書いてしまい、先生にそれを言ったら、先生の目ん玉が
飛び出た事を、今でも良く覚えています(笑)。
『お前はもう、宿題はやらんで良い。』とまで言われました。
さすがに先生も、6章も読まされては、たまらないモノがあったのかな…。
しかしわたしにとっては、世界一簡単な宿題でした。 有難い!
だけど先生は、わたしのジャーナル(授業でのノートのコト)を一番
楽しみにしてくれていました。 毎日、必ず絵が描いてあったからです。
ペン入れ、着色までされてあり、何時間も掛けて努力をしている事が、
先生にはちゃんと伝わっていたので良かったです。
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そんな感じで…ハイパーグラフィアのせいで、色んな人達に迷惑が
掛かってしまった事もあったみたいですが、わたしはやめられません。
だって、そういうモノですから…。
昔からハイパーグラフィアの存在を知っていたなら、もっと人生がラクに
なっていたかもしれませんが、でも絵を描く時なんかは、いつも周りから
『何この細かい描き込み!! スゲエっ!!』と褒められていましたので、
まあ悪い事ばかりではありませんでした。
今はお薬の副作用でハイパーグラフィアは少しだけ落ち着いていますが、
それでも周りから『長文野郎』と思われてしまうのが辛いですね…。
最近、傷付いたのは、『落ち着けば3行で済むだろ?』と言われた事です。
3行なんかでは済まない上に、わたしは元より落ち着いているので、
まるで何も考えずに急いでいるみたいに言われたのがショックでした。
今ではハイパーグラフィアやHSPなど、色んな病気や症状、状態などが
昔よりも明るみに出て来ている為、人を傷付けてしまう事を言う前に、
もう少し色んな可能性を考えてから発言して欲しいなと思います。
ハイパーグラフィアなお仲間さんをお待ちしております!!!
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■オマケ■
下の絵を『みんなのフォトギャラリー』に出品しておきます。
何か書きまくりたい事がある時にでも、ご自由にお使い下さい。