心の中の想い出 子供のころ出会った、ぶあつい本
自分でも信じられないけれど、半世紀ほど前に読んだ本が
まだ心の奥底に小さな宝石のように横たわっています。
=前置き
noteの自己紹介でも「読書」と書きたい気持ちはありました。
若い時は読み始めると止まらないのがわかっていたので、いつのころからか睡眠不足を防ぐためにも自ら読書をセーブするようになってしまい、本離れしてしまいました。なので「読書」とは今は書けません。
そうこうしているうちに、スマホの時代がやってきて、検索大好きの私はどんどんネットサーフィンしてしまう時間が増えて、ますます本離れしてしまうことに。
noteの皆さんの紹介の本を見ているだけでも、いろんな本があることに驚き
「読んでみたいな」 までは思うけれどそこからの行動が重いこと。
読み始めたら止まらないと思っていた自分ですが、最近は夜に本を読み始めるとあっという間に夢の中へ~。
毎日同じところから読んでる・・・。
「本を読んで眠くなるなんて私じゃない!」と抗いました。が、
そうなんです。現実はもう年を取ってしまい、昔みたいに読み始めると目が余計に冴えていくなんてことにはならないと。(愕然)
子育て終えたら、ゆっくり本を読みたいなんて呑気に考えていたけれど甘かった。
まあ、それでも少しずつ読みたいとは思っています。
好きな作家さんが出来たらはまりそうだし。
=子供のころ初めて読んだ、ぶあつい本 【小公女】
幼稚園の年長さんのころ、3か月ほど入院していた時期がありました。
ベッドに寝たきりだったので、することが本当になかったのです。
テレビもなく、同じ病室に台湾の人がいたのはなぜか覚えていますが、
(どんな記憶力?)今のように子供たちが入院しても、くつろげるスペースなんて全くありません。
輪ゴムをぐるぐる指に巻き付けていたら、取れなくなって指が紫に変色して(どんな遊びしてたんだー)大変だった記憶もあるので、よほど退屈だったのだと思います。
お見舞いで、お人形や本を頂きました。
「小公女」という本を下さった方がいました。
箱のケースに入っていて、ぶあつい本でほぼ文字。何ページかごとにわずかな挿絵(もちろんモノクロ)があったのを覚えています。
今考えると、私まだ年長さんだったのです。
が、その文字ばかりのぶあつい本を何度も病室で読んでいました。
子供ながらに、「よかった」と思いながら何度も夢中で読みました。
屋根裏というのを初めて知り、すごく想像(妄想?)が膨らんでました。
よくわからないけどわずかな挿絵だけで、想像の翼が広がっていました。
外国のお話なので、すごく印象に残った本です。
その後、読書好きな小、中学生時代を過ごしましたが、この3か月の入院の影響が今から考えると想像以上に大きかったと思います。
絵本より童話や物語が好きになっていました。
みんなが幼稚園で外で遊びまわっているときに、室内にずっと3か月ですからね。よく頑張ったと思います。小さな時の自分。
親も大変だったと思います。
この本を読むことで、その時小さかった自分もずいぶん救われていた気がしています。(本をお見舞いで下さった方に感謝です)
大人になっても忘れられない、時折思い出す大切な想い出の本です。
=想像力とコミュニケーション
今の時代、コミュニケーションが大事といわれますが、根本的に大事なのは「想像力」だと思っています。
職場に自己中心的な人がいたりしますが、相手の立場を想像できていないから、自分勝手に行動してしまう気がしています。
先を見通す想像力、このお客様は何を求めているのかの想像力、職場のみんなが気持ちよく仕事ができるようにする為の想像力。
大きな想像力を持てるよう、小さな時からの読書は大切だと思っています。
ってなんだか、偉そうに変な方向に行きましたが
「やはり世の中に本があってよかった!」
今は絵本も大好きです。
これは年齢を問わず、読めます。
えほん 奥が深いですね。
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