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今、不幸を感じるのは誰のせい?
スイカはスイカ、メロンはメロン
このお話しは、大好きなので、皆さんにも是非、共有させて頂きたいと思います。
スイカの種からはスイカの芽がでます。メロンの種からはメロンの芽が出ます。もちろんスイカの芽を育てるとスイカの実がなります。メロンの芽からはメロンの実しかなりません。
それは、とてもとても当たり前のことにように思えます。何と言っても、撒いた種が違うのだから、当然、生えてくる芽は違うものですし、育てていけば、つける実もそれぞれです。ましては、種を撒かなかったら、芽は生えてはきません。
なのに、僕らは時として「どうしてあの人ばかりが恵まれているの?」とか、「どうして自分ばかりが不幸な目ばかりにあうの?」と、運命はなんて残酷なんだと、肩を落としてしまいます。
スイカやメロンと同じように、不幸を感じるのは、過去に行った行動が原因で、不幸を感じる結果になったものだということです。幸福を感じるのは幸福を感じる要因があるからこそ感じられるのです。ネガティブな種からはネガティブしか生まれないし、ポジティブな種からは、ポジティブしか生まれないということなのです。
ひとりひとりの運命が違うのも、その人その人で、なんの種を撒くのかが違うから。す、つまり、どう物事をとらえて、どのように考えて、どう行動するのかが異なるために、得られるものがそれぞれ違うということです。
これを仏教では、「因果の道理」という教えで、一貫として、結果には必ず原因があるということ。原因なしでは、起きる結果はないというものです。
そうなんです。今、もし、喜びを感じているのなら、それは過去の自分が起こした行動によるものであること。今、幸せを感じるのは、なにかしら、過去の自分が幸せの種をまいて、それを育てたからだということです。
その反面、もし、今不幸を感じるのは、あなたが不幸になる種を撒いたからなのです。そんなはずはない。何も間違ったことはしていない。ひたすら、頑張ってきたんだもん。真面目に生きてきたから、不幸になるはずはないじゃないか。そう、主張したくはなります。
僕も本当にそうだったからです。どうして、こんなにまじめに生きているのに、どうして、こんなに今不幸を感じるのか。それがずっと苦しかったのでした。
それは、とんだ思い込みをしていたのかもしれません。正しさや真面目さが、幸せのたねだとは限らないものだし、自分の中の自己否定や自己嫌悪査な部分が、不幸を感じる原因の種でないのかもしれません。
分かりやすく言い換えれば、家族との時間を何よりも大切に思える人が、仕事に没頭してしまうと、次第に息苦しく満たされない気持ちになり、結果的に不幸を感じます。仕事が人生で一番だと思う人は、仕事に没頭することで満たされて幸せを感じるのです。つまり、スイカが何よりも好きな人もいれば、メロンが何よりも好きな人がいて、例え、撒く種が同じであっても、受け取り方はそれぞれだということなのです。
世界は単純であって、複雑なのかもしれないし、思う他シンプルなのかもしれません。それは、僕らそれぞれのとらえ方次第だということなのです。
未来は希望だらけ明るいもの
この話のどこが好きなのかというと、「未来は今からの種まきによるもの」そういう教えだからです。
それを知らなかった僕は、初めは絶望しました。不幸な種を撒き続けてきた僕は、これから先もずっと不幸のままなのではないかと。
「それは違う。」と、仏教の教えの中に、そうはっきり書かれていました。
今感じるものは過去のもの。未来は、今、何をするのか、どういう心の在り方なのかで変えられるのです。つまり、僕の人生はどんな過去であっても、変われると言ってもらえたようで希望が持てたのでした。
この先も、ずっと不幸かどうかは、僕自身が、今どんな種を撒くかによるのです。過去は変わりませんが、未来は現在によって変えることができるというものです。
更に、多くのことを学べば学ぶほど、この過去、現在、未来という時間の流れさえも変えられるのではないかということが分りました。
あれだけ、変えられないと思っていた過去も、今の心の在り方しだいで、大きく価値を変えられるものだということもです。
事実、今僕がこんなにも学ぶ意欲を持ち、多くのことに感謝出来るのも、苦しくて、辛い過去や自分を否定していたあの過去が、あったからこそなのですから。悲しみや後悔で流した涙も全て、今の僕の一部となってエネルギーを作り出しているのです。
心の在り方をひとつかえられれば、すぐにでも幸福になれるのです。
いまあるものに感謝をすること。そうすれば、過去も未来も輝けるものになるのです。
どうしても、過去の出来事から、ずっと幸せにさせない心を抱えてしまっているのです。それが、不幸の種まきをしてしまいます。自分を嫌いになってしまったり、否定してしまったり、誰かと比べて自分を卑下したりするといったことです。
心の在り方は、意識すれば変えることができます。自分を知り幸せというものを想像し意識する。それを日々辛抱強く、植物に水を上げるように、優しい気持ちでいれば、たちまち幸せの芽が生まれ育つはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー