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完璧って何ですか?

何でも完璧にしようとしてしまう

ときどき、自分のことが分からなくなることがあります。今や、僕の仕事は重大な問題を抱えているのです。そのことにばかり、意識を置いてしまうと、何もかもが未熟に思えてしまいます。ついには、無価値感まで感じてしまうのです。

それは、何も仕事ばかりに限ったことではなくて、人生の至る所に言えるのでした。だって、悩みは消えることないからです。ふとしたら、問題だらけに感じては不安に苛まれてしまうのです。

何一つ、僕は出来ていない。なんの価値もない。そんな感覚に陥ってしまうのです。

そんな時ほど、僕は、自分が完璧を目指してしまっていたのだということを知りました。

ただ、そのことに気が付くことはなかなか出来ませんでした。毎日が息が詰まるような苦しさがあったのにも関わらず、それでも、守ろうとしていたものばかりでしたから。

つまり、僕の中には、そんなつもりはなくても、こだわりがたくさんあったのです。

特に仕事のことに関すると、強いこだわりがありました。心構えや仕事に関する姿勢、その過程や結果。こうでなければいけないといったこだわりは、それはありとあらゆることに細かく設定されていたのです。自分が目指す理想があって、そこに対して、目指し毎日仕上げていかなければなりません。そうしないと、仕事として価交換でなければ成立しないものであると絶対的に信じていたからです。頂ける金額に見合う努力が必要であると思っているのは間違いありません。

だから、苦しくても辛くても、自分を奮い立たせているのです。

そういうものだと、思っていたんです。

完璧ってなんですか?

過去の自分を振り返ってみれば、自分がどれだけ未熟だったのかを思い知ることが出来ました。

かつての自分が目指していたものが、いかに、お粗末なものだったのかが、今なら分かってしまうからです。

きっと、今の僕が目指している理想も、未来の自分にすれば大したものではないと思われてしまうに違いありません。

こうしたい、ああしたいという自分の願望は決して、消えることはないのです。

だとしたら、今の僕が目指している理想は、完璧だとは言えないのです。

こうでないといけないというこだわりは、自分の理想を叶えるものであって、無意識ではあるものの完璧であるためのものだと言えます。

ですが、それは本当の完璧ではないのです。これでは、永遠に続くいたちごっこになってしまうのです。

僕の目指していたことは、きっちりとしたものにしたいと思うこだわりは、完璧なもののようで完璧ではないのです。

分かりやすいもので、完璧な料理はありません。どこまでも味を追求すればするほど、理想は高くなります。きっと、ひとつの料理であっても、人生を全てをかけても、完璧な料理には辿り着けるものではないでしょう。

だとしたら、僕らの目指す完ぺきとはいったいなんなのでしょうか。

今の僕らが持っているこだわりは何の意味があるのでしょうか。

自然から学んだこと

仕事漬けの毎日に、時々嫌気がさしてしまうことがあります。そんな時はきまって、自然の中を歩くようにしているのです。

同じ景色であっても、季節の変わる度に景色が変わるものです。

僕の散歩道の途中で、とても好きな桜の木があります。

先日、見たところ、ついこないだまでは青々していたのが、葉っぱの色が変わりはじめて、随分と散っていました。

ふと、自分の中で疑問が湧いてきたのです。

この桜は、完璧ではなくなってしまったのだろうか。

春に満開に花を咲かせている姿が完璧だと思うのは、間違いなく僕自身のエゴなんです。季節が変わる中で変化していき、月日が流れる中で変化している。ただ、それだけなのに。僕が勝手に完璧な姿をイメージしていたに過ぎなかったのです。

それって、すごく哀れであり悲しいことだと思えたのです。

僕も自分に同じことをしていたんだと思えました。僕だって、常に理想を求めて、時代と共に変化しているだけ。成長し続けているだけなのに、どこかで完璧を設定してしまい、自分はダメな人間だとか未熟だと言って嘆いているのですから。

完璧とは、これまでの人生で経験して身についてしまった自分のエゴいわゆる思い込みでしかなかったのです。完璧であることを目指すことが決して悪いいうものではなく、理想を完璧だと思うことが生きづらさを感じる原因ではないかと思うのです。

桜の木が常に変化していることを、成長しているものだと捉えることが出来れば、どんな姿であっても、それは素晴らし姿であると言えるのではないでしょうか。

自分も同じなんです。今のこだわりは完璧である為のものではなく自分自身の成長のためであると、捉えることが必要なんだと思うのです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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